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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000076293
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2010-064
事例作成日
(Creation date)
2010/09/17登録日時
(Registration date)
2011年01月08日 02時00分更新日時
(Last update)
2011年01月20日 16時08分
質問
(Question)
「いただきます」の語源について、いつ頃から使われたのか知りたい。
回答
(Answer)
「いただきます」の語源について、記述が見られた資料は以下のとおりである。
ただし、いつの時代から使用されていたかについて、詳しく書かれた資料を見つけることはできなかった。

『決まり文句語源辞典』(堀井令以知 東京堂出版 1997)
p31「頂きます」あり。
語源 頂くは、もとは物を頭に載せること。食べものを頂くとは、神や貴人の前で、改まった儀式の日に、神と人とが同じ物を食べるとき、食べ物を頭と額に押しいただいたことから。

『日本語源広辞典』(増井金典 ミネルヴァ書房 2010)
p63「いただく【頂く・戴く】いただき【頂き】」あり。
「語源は「頂き+く(動詞化)」です。「物を頭の上(頂き)に載せる」意の動詞(中略)食う、飲む食う、飲むの丁寧語。(中略)食事前の挨拶、イタダキマスなどのように、用法が広い言葉です。(中略)
中国語源【頂】…「頁(頭)+丁(頭のある釘)」。頂き、頂上が語源。
中国語源【戴】…「頭の上に載せる」。目よりも高く物を捧げる。

『暮らしのことば新語源辞典』(山口佳紀 講談社 2008)
p80「いただきます」あり。
「(前略)イタダクは、もともと「頭に載せる」の意であったが、身分の高い人から物をもらうときに頭の上に捧げ待つ動作をしたところから、もらうこと、さらには飲食することをへりくだって表現する言い方になった。(後略)」

『子どもとおとなのことば語源辞典 子どもの近くにいる人たちへシリーズ』(東京私立学校言語研究会 教育出版センター 1993)
p15「いただきます」あり。
「「いただき」は「頂き」で、いちばん上、てっぺんのことです。(中略)人間の場合は、「頂」は頭です。神様や目上の人から物をもらうときは、頭の上で受け取るのが礼儀です。これが「頂く」です。(後略)」

『日本語語源辞典 日本語の誕生』(清水秀晃 現代出版 1984)
p45-46「いただく【頂・戴】(動四)」あり。
「「至綰・く」イタはイタリ(至)・イタシ(致)のイタと同根。極限・頂点の意。ダキは「綰き」で、腕を使って仕事をする意。頭のてっぺんをあれこれする意〈岩波古語辞典〉。」

『女性語辞典』(真下三郎 東京堂出版 1989)
p22「いただきます」あり。
「(前略)一般には貰う時の挨拶語であるが、尼門跡寺では正月行事のかるたとりなどにも、他人の札をとる時必ずという挨拶語でもあった。」

『日本国語大辞典 1(あ-いろこ)』(日本国語大辞典第二版編集委員会 小学館 2000)
p1029-1030「いただ・く」あり
※ただし「いただきます」ではない。
p1030「語誌」によると、「本来は、頭上に載せる意の普通語であったが、上位者から物をもらう時、同様の動作をしたしたところから、中世以降、もらう意の-③の謙譲用法が確立した。また、上位者からもらった物を飲食するところから、飲食する意の-④の謙譲用法が生じ、さらに、丁寧用法も派生した。」とあります。この-④の謙譲用法がご質問に該当すると思われますが、語釈の部分をみると、「「食う・飲む」の謙譲語。つつしんで飲食する。また、「食う・飲む」の丁寧な言い方。*虎寛本狂言・猿座頭(室町末-近世初) (出典の記述が続く・後略)」とあり。
※凡例p7「出典・用例について」によると、「(イ)その語、または語釈を分けた場合は、その意味・用法について、もっとも古いと思われるもの」とあり。

◆参考情報
『江戸期女性語辞典 2 『女節用集文字嚢』影印と索引』(木村晟 港の人 2008)
頂く、戴の記載あり。ただし影印本。史料。

◆その他の調査済み資料。記述のなかった資料。
『くらしの中の仏教用語事典』(沖本克己 淡交社 1985)
『暮らしに生きる仏教語辞典』(山下民城 国書刊行会 1993)
『語源をつきとめる 講談社現代新書』(堀井令以知 講談社 1990)
『歴史から生まれた日常語の由来辞典』(武光誠 東京堂出版 1998)
『日常語の中の武道ことば語源辞典』(加藤寛 東京堂出版 1995)
『日常語語源辞典』(鈴木棠三 東京堂出版 1992)
『たべもの語源辞典』(清水桂一 東京堂出版 1980)
『語源海』(杉本つとむ 東京書籍 2005)
『現代語から古語を引く辞典』(芹生公男 三省堂 2007)
回答プロセス
(Answering process)
語源辞典、国語辞典を調査する。
事前調査事項
(Preliminary research)
「語源大辞典」(堀井令以知 東京堂出版 1988)
「日本語源大辞典」(前田富祺 小学館 2005)
NDC
辞典  (813 9版)
参考資料
(Reference materials)
『決まり文句語源辞典』(堀井令以知 東京堂出版 1997)
『日本語源広辞典』(増井金典 ミネルヴァ書房 2010)
『暮らしのことば新語源辞典』(山口佳紀 講談社 2008)
『子どもとおとなのことば語源辞典 子どもの近くにいる人たちへシリーズ』(東京私立学校言語研究会 教育出版センター 1993)
『日本語語源辞典 日本語の誕生』(清水秀晃 現代出版 1984)
『女性語辞典』(真下三郎 東京堂出版 1989)
『日本国語大辞典 1(あ-いろこ)』(日本国語大辞典第二版編集委員会 小学館 2000)
キーワード
(Keywords)
語源
日本語
国語辞典
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000076293解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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