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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000075473
提供館
(Library)
町田市立中央図書館 (2310058)管理番号
(Control number)
町田-055
事例作成日
(Creation date)
2010年11月30日登録日時
(Registration date)
2010年12月17日 12時03分更新日時
(Last update)
2016年08月20日 12時25分
質問
(Question)
新古今和歌集の中の「三夕の歌(サンセキノウタ)」の1つ、寂蓮(ジャクレン)の「寂しさはその色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮れ」という歌の『まき立つ山』とはどこか。
回答
(Answer)
山の名前は特定できない。
・具体的な山の名前はほとんど出てこない。
・嵯峨野に住んでいた。  『日本古典大辞典 第3巻』岩波書店・『和歌の解釈と鑑賞事典』旺文社
・吉野と想定しているという考察がある。  『寂蓮』勉誠出版・『寂蓮の研究』勉誠社
という説を伝えて回答とした。
回答プロセス
(Answering process)
有名な歌なのでいろいろな辞典類に載っていることが予想され、書架をあたった。
『新古今和歌集 1 (完訳日本の古典 35)』小学館 p.192
『国歌大観 4 歌集』角川書店 p.43
『通解名歌辞典』創拓社 p.248
『和歌植物表現辞典』東京堂出版 p.299
『三省堂名歌名句辞典』三省堂 p.262  -①
『和歌の解釈と鑑賞事典』旺文社 p.409  -②
上記に歌は載っていて、歌の意味・解釈等出てくるが具体的な山の名前はなかった。
①の資料より、建久2年(1191)12月4日、藤原良経(フジワラ ヨシツネ)が催した「十題百首」において、「木」題で詠じられた。
『古語辞典』角川書店 p.1058 に、「まき立つ山=檜などのりっぱな樹木が茂っている山」とある。
寂蓮で調べると②の資料と『日本古典文学大辞典 3』岩波書店 に「嵯峨に住んでいたか」とある。
自館資料ではこの辺までだったので、東京都立図書館より資料を借用する。
『寂蓮の研究』勉誠社 p.466~  -③
『寂蓮 (日本の作家100人 人と文学)』勉誠出版 p.103~  -④
『寂蓮法師全歌集とその研究』笠間書院
④の資料に「寂蓮歌は作中の作者主体を吉野の山中にいる人と想定して詠んでいるとの考察がある。」とある。(③にも出典が同様の記述有。)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
詩歌  (911 9版)
参考資料
(Reference materials)
『新古今和歌集 1 (完訳日本の古典 35)』小学館・1983年
『国歌大観 4 歌集』角川書店・1986年
『通解名歌辞典』創拓社・1990年
『和歌植物表現辞典』東京堂出版・1994年
『三省堂名歌名句辞典』三省堂・2004年
『和歌の解釈と鑑賞事典』旺文社・1985年
『古語辞典』角川書店・1986年
『日本古典文学大辞典 3』岩波書店・1984年
『寂蓮の研究』半田公平・勉誠社・1996年
『寂蓮 (日本の作家100人 人と文学)』半田公平・勉誠出版・2003年
『寂蓮法師全歌集とその研究』半田公平・笠間書院・1975年
キーワード
(Keywords)
寂蓮
三夕の歌
新古今和歌集
まき立つ山
槇たつ山
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000075473解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決