レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/08/11
- 登録日時
- 2010/12/09 02:00
- 更新日時
- 2010/12/09 02:00
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-100231
- 質問
-
解決
1仙台市出身四竈仁邇(しかまじんじ)が作詞した「仙台市内小学校連合大運動会の歌」が掲載されている資料はありますか。歌い出しは「天高く肥ゆる馬~」と記憶しています。
2日露戦争の出兵兵士を送る歌「征け征け男子」の歌詞が掲載されている資料と音源を探しています。
- 回答
-
次の資料をご案内いたします。
1「仙台市内小学校連合大運動会の歌」について
資料1 三原良吉「明治の学童回想記」『教育宮城』 22巻7号No.219.1972年【PK370/キ】pp.38-45所収。
p.44に連合運動会で歌った回想として掲載があります。以下引用します。
「天高くして馬は肥え 気は清くして虫歌う 宮城野原のけふの空 開くも嬉し連合の 運動会におのがじし
校旗へんぽん靡びかせて 隊伍堂々意気あがる かねて鍛えしこの体 試めすはけふぞ今なるぞ 揮るえ力の続く迄」
また、この資料からの引用として次の資料にも同じ歌詞が掲載されています。
資料2.『伝統:仙台市立東二番丁小学校創立百周年記念』百周年記念誌編集委員会.1973年【K376.2/セ9】
p.25コラム欄
2「征け征け男子」について
資料3.『宮城県教育百年史 第1巻 明治編』宮城県教育委員会.ぎょうせい 1976年【K372/ミ1-2/1】
第五章 第二節「日露戦争前後における宮城県教育の動き」のなかの「出征兵士の歓送迎と奉仕作業」の項
pp.362-363に当時の高等女学校の生徒たちの思い出として、宮城県第一女子高等学校編『六十年史』よりの引用文があります。
以下引用します。
「昼間は日の丸を打振りつつ、夜はほおずき提灯をかざして、『征け征け男子、日本男子、図南の鵬翼雄飛の時ぞ、万歳、万歳、日本万歳、明日の御旗の向うがままに』と唱え、終には、ただ胸中で万歳を叫んだ。」
なお、音源につきましては当館の視聴覚資料を調査いたしましたが、所蔵の確認はできませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
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- 日本流行歌史 上. 古茂田 信男/[ほか]編. 社会思想社, 1994.9【767.8/ニホ1994.9/1R】
- 定本日本の軍歌. 堀内 敬三/著. 実業之日本社, 1969【767.6/ホ1】
- 日本軍歌大全集. 長田暁二/編著. 全音楽譜出版社, [ ]【767.6/オ2】
- 日本の唱歌 下. 金田一 春彦/編 安西 愛子/編. 講談社, 1982.5【767.7/ニホ1977.X/Bコウタ】
- 日本のうた 軍歌編. 入方 宏/著. 雪華社, 1968【767.6/イ1】
- 軍歌集. . 海軍兵学校, 1943【767.6/クン1943.Y】
- 日本軍歌集. 長田 暁二/編著. 新興楽譜出版社, 1971【767.6/オ2-2】
- 日本軍歌全集. 長田 暁二/編. 音楽之友社, 1976【767.6/ニホ1976.X】
- 宮城県教育百年史 第1巻. 宮城県教育委員会/編. ぎょうせい, 1976.3【372.12/1976.3/1】
- 宮城県教育百年史 第2巻. 宮城県教育委員会/編. ぎょうせい, 1977【K372/ミ1-2/ウ2】
- 六十年史. 宮城県第一女子高等学校/編. 宮城県第一女子高等学校, 1961【K376.4/ミ2/ウ】
- 養賢堂からの出発. 大村 栄/著. ぎょうせい, 1986【K372/オ1/イ】
- 宮城県百科事典. 河北新報社/編. 河北新報社, 1982【K031/カ2/オタ】
- キーワード
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- 四竈,仁邇(シカマ,ジンジ)
- 仙台市内小学校連合大運動会の歌
- 征け征け男子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000074924