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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000072061
提供館
(Library)
広島県立図書館 (2110011)管理番号
(Control number)
広県図20100047
事例作成日
(Creation date)
2008/05/27登録日時
(Registration date)
2010年10月07日 02時00分更新日時
(Last update)
2010年12月07日 17時20分
質問
(Question)
 厳島神社の大法会の日にちが、9月13日か14日か2説あり根拠を調べている。
 『広島県史 中世』P860の7行目に「厳島の9月13日の会には諸国から多数の参詣客があり、・・・」とあるが,その根拠を文献で確認したい。
 「「臥雲日件録」の文安4年(1447)4月17日に記事に」とあるが,その文献が見たい。
 「大日本古記録臥雲日件」には、大法会9月13日の記述はあるか。 「とはずがたり」5巻 二条尼 厳島の項には,9月14日という記述がある。
回答
(Answer)
 厳島神社の大法会の日にちについて,9月13日と記載のあるものと,9月14日と記載のあるものがあったので,それぞれ記載する。
<9月13日>
 質問にある参考資料(1)『大日本古記録臥雲日件録抜尤』には次のとおりあり。「四月 十七日 (前略)厳島九月十三日有会,諸国年ゝ来詣,其外或九万艘,或十万艘来集,(以下略)」
 参考資料(2)『鎌倉遺文 古文書編』「一八〇〇二 安芸厳島社臨時祭日記写 正応五●九月十三日於(安芸厳島社)当社被遂行臨時祭事(以下略)」(●は「禾」の下にカタカナの「キ」)
 参考資料(3)『新日本古典文学大系 50 とはずがたり』では巻五「大法会あるべきとて」の注に,参考資料(2)をひいて,「九月十三日の臨時の祭りか」と記載している。
 参考資料(4)『安芸厳島社』「参詣者の来訪と法会」の項に次の記述がある。
 (4)-1「彼らの参詣の時期に注目すると,二条尼は乾元元年(1302)九月であり,十二日の試楽,十三の法会を見物しており,藤原公重は年次は不明ながら九月十三日夜厳島に参詣し,また一遍の弘安元年(1278)・同十年の両度の参詣はともに秋のころであった。」
<9月14日>
 参考資料(4)『安芸厳島社』「祭礼法会と舞楽の伝統」の項には次の記述がある。
 (4)-2「永禄六年(1563)八月,棚守房顕が元行に書き与えた「年中社役神事注文」(「巻子本厳島」55号)の中に見える恒例の舞楽の催される期日と内訳」として,「同(九月)十四日大法会」とあり。
 参考資料(5)『とはずがたり』「大法会あるべきとて~」の頭注として「ここは,秋の例祭(9月14日)を指す」と記述されている。
 参考資料(6)『問わず語り』「各段の要旨を小書きして解釈上の参考に供した」と凡例にあり,この段の要旨として「厳島神社に参拝して,九月十二日の試楽,十四日の大法会を見る」と記述されている。
 参考資料(7)『宮島町史 資料編・地誌紀行Ⅰ』
 (7)-1『厳島道芝記 巻六』(成立 元禄十年(1697)) 「(九月)十四日 大宮御祭」
 (7)-2『中国名所図所 巻四』(成立 文化元年(1804)以後) 「(九月)十四日 大宮まつり」
 (7)-3『芸藩通志 巻十七』(成立 文政八年(1825)完成) 「九月十四日 菊花の神事,舞楽あり」
 (7)-4『厳島図絵』(成立 岡田清の序文は天保八年(1837)である。 ~中略~文政十年(1827)起業と奥書にある) 「九月十四日 大宮祭 式三月十五日の如し。この日ハ菊花を奉る。また 供僧経会(ぐそういっさい)を行う。」
 広島県史の記述は,次のとおり。
 参考資料(8)『広島県史 古代中世資料編Ⅱ』『厳島野坂文書』「1866 九月会菩薩眞請定 観應元年九月十四日」
 参考資料(9)『広島県史 古代中世資料編Ⅲ』
  『野坂文書』「344 九月会菩薩眞催促 観慶弐年九月十四日」
     〃   「351 九月一切経会請定 應永七年庚辰九月〓日」 
     〃   「352 九月一切経会請定 應永九年庚辰九月〓日」 
     〃   「353 九月一切経会請定 應永十三年九月十四日」 
     〃   「354 九月一切経会請定 應永十〓年九月十四日」
     〃   「356 九月一切経会請定 應永十六年九月十〓日」
     〃   「357 九月会菩薩眞催促 應永九年九月十四日」
     〃   「361 九月会菩薩眞催促 應永十三年丙戌九月十四日」
     〃   「362 九月会菩薩眞催促 應永十〓年九月十四日」
     〃   「366 九月会菩薩眞催促 應永十七年九月十四日」  〓は活字で表示していない字。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
神社.神職  (175 9版)
参考資料
(Reference materials)
(1)『大日本古記録 臥雲日件録抜尤』 東京大学史料編纂所/編 岩波書店 1961 (p13 (ID:1000491181))
(2)『鎌倉遺文 古文書編 第23巻』 竹内理三/編 東京堂出版 1982 (p285 (ID:1000016657))
(3)『新日本古典文学大系 50 とはずがたり』 佐竹昭広/〔ほか〕編集委員 岩波書店 1994 (p215,p372『とはずがたり』年表 (ID:1003762042))
(4)『安芸厳島社』 松岡久人/著 法蔵館 1986 (p150~151,p221~222 (日程以外の記述については,参詣者の来訪と法会(p149~152),祭礼法会と舞楽の伝統(209~228)その他にも記述がみえる) (ID:2000329710))
(5)『とはずがたり』〔後深草院二条/著〕 福田秀一/校注 新潮社 1978 (p287 脚注 (ID:1000667236))
(6)『問はず語り』〔後深草院二条/著〕 玉井幸助/校訂 岩波書店 1979 (p245 (ID:1000383081))
(7)『宮島町史 資料編・地誌紀行Ⅰ』 宮島町/編 宮島町 1992 (p197 (7)-1,p301 (7)-2,p360 (7)-3,p777 (7)-4  (ID:1002680013))
(8)『広島県史 古代中世資料編Ⅱ』 広島県/編 広島県 1976 (p1355(文献1866) (ID:1002288460))
(9)『広島県史 古代中世資料編Ⅲ』 広島県/編 広島県 1978 (p1043~1044(文献344),p1041~1052(文献351~354,356~357,361~362,366) (ID:1002288478))
キーワード
(Keywords)
厳島神社
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000072061解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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