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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000071814
提供館
(Library)
北九州市立中央図書館 (2210015)管理番号
(Control number)
門司一般15
事例作成日
(Creation date)
登録日時
(Registration date)
2010年09月28日 11時37分更新日時
(Last update)
2012年12月22日 15時35分
質問
(Question)
宮本武蔵と佐々木小次郎は巌流島で決闘したことについて知りたいのですが、資料はありますか。
回答
(Answer)
宮本武蔵と佐々木小次郎及び両者の舟島(現・下関市巌流島)での決闘については、確実な史料はわずかしか無いというのが実情のようです。武蔵の著書とされる『五輪書』、武蔵の甥で養子となった宮本伊織が建てた「小倉碑文」といわれる武蔵頌徳碑、決闘当時の小倉藩(その頃は細川家)の門司城代だった沼田延元の事績を記した「沼田家記」(現在は永青文庫所蔵)の三点ほどです。 

自著とされる『五輪書』には、六十余度の勝負をしてすべてに勝ったと書かれていますが、最後の勝負とされる舟島の決闘のことや佐々木小次郎の名前は出てきません。「小倉碑文」には、武蔵から求めて岩流という名の兵術の達人と舟島で戦い、木刀の一撃で殺した記されています。「沼田家記」では両人の弟子による兵法の優劣論争が発端であったとしています。

近代以降流布している決闘の様子はその殆どが八代藩家臣の豊田景英の書いた『二天記』によっているといわれていますが、この書の決闘に関する記述は今では作者の創作とする見方が有力なようです。

回答プロセス
(Answering process)
まず、宮本武蔵に関する資料を調べると
『宮本武蔵』の中にいくつかの説が見つかりました。
巌流島の決闘の原型となっている「二天記」からは、佐々木小次郎は豊前小倉藩主の細川忠興の庇護を受けており、藩士たちに小次郎の指南を受けさせていたあります。1612年4月に武蔵が細川家家臣の長岡興長を頼って小倉に現れ、武蔵は興長に「当地に留まっている佐々木小次郎と兵法較べをしてみたい」と願い出て、藩主忠興の許可をもらい試合を設定したとあります。

門司城の城代家老沼田延元(ぬまた のぶもと)の家中が残した「沼田家記」では両人の弟子による兵法の優劣論争が発端であったとしています。

「二天記」は『宮本武蔵 五輪書』の付録として、「沼田家記」は『宮本武蔵と佐々木岩柳及宮本伊織』の中に入っているほか、
『門司郷土叢書 第9巻』では3作品すべての原文があります。

武蔵の養子である伊織が建てたという小倉碑文の事が書かれている『手向山の「小倉碑文」で読む「剣聖武蔵と養子伊織」』を調べてみると、武蔵から小次郎に決闘を申し込んで今の巌流島に同時に現れたとありました。

事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
『宮本武蔵と佐々木岩柳及宮本伊織』 吉永禺山/編 豊前叢書刊行会 1962年 <K210/ブ>(5~9頁)
『「宮本武蔵」展』 宇都宮泰長/監修 <789/ミ>(12~14頁)
『門司郷土叢書 第9巻』 門司郷土叢書会/編 図書刊行会 1981年 <K080/モ/9>(10~12頁)
『手向山の「小倉碑文」で読む「剣聖武蔵と養子伊織」』 福岡シティ銀行 2003年 <K211/タ>(5頁)
『佐々木小次郎 出自・つばめ返し・巌流島の真実』川口素生著 アーツアンドクラフト 2002年 <789.3/サ>
『定本 五輪書』魚住孝至校注・著 新人物往来社 2005年 <789.3/ミ>
『北九州文学散歩』轟良子著 西日本新聞社 1997年 <K902/ト> (114~121頁)
『日本史の一級史料』山本博文著 光文社 2006年 <G210.5/ヤ>(19~32頁)
キーワード
(Keywords)
巌流島
決闘
宮本武蔵
二天記
佐々木小次郎
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000071814解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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