レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/09/21 18:47
- 更新日時
- 2017/03/07 15:01
- 管理番号
- 門司児童1
- 質問
-
電話の仕組みについて知りたいのですが、資料はありますか?
- 回答
-
『よくわかる最新通信の基本と仕組み 通信の常識』には、「電話は音声を電気信号に変え、電気信号を音声に変えています。電話機の送受話器には、振動板が付いた電磁誘導の装置が送話用(送話口)と受話用(受話口)の2つ組み込まれています。送話口に発せられた音声を振動版が受けて、電磁誘導装置が電気を発生させます。この電流が電気信号として回線を伝送され、相手の電話機の送受話器の電磁誘導装置のコイルを振動させ、振動板によって音声が発生されます。」とあります。電話では声の振動がそのまま相手に伝わるのではなく、電気信号というものに変えられて伝わることがわかります。
『早わかり!通信ネットワークのしくみ』によると、電話機には
①受話器をあげたことを交換機に知らせる。
②電話番号を送る。
③着信すると、ベルを鳴らす。
④音や声を電気の信号に変える。
⑤送られてきた電気の信号を音や声に戻す。
と主に五つの働きがあることが書かれています。
なお、電話のシステムでは、すべての電話機が直接相互につながっているのではなく、通話が行われるときだけ交換機によって電話機が1対1につながります。
現在主流となってきた携帯電話では、電波を発して基地局・移動通信制御局を経て相手に接続します。またインターネットの仕組みであるIPを使ったIP電話は、データ通信・インターネット通信と音声通信を一つのものに統合しています。
『『IP電話』、『くらしをまもる・くらしをささえる 11』、には音のふるえが糸を伝わって耳に聞こえる糸電話のしくみと、それが電気の信号となって伝わっていく電話のしくみが比較された図式で説明されています。
- 回答プロセス
-
「通信機器」の棚をあたり、電話器についての本を探しました。糸電話の仕組みと比較した図が各資料から見つかりました。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 通信工学.電気通信 (547)
- 参考資料
-
- 『電話機のすべて』 菱沼千明著 電波新聞社 1991年 <547.4/ヒ> (50~64頁)
- 『早わかり!通信ネットワークのしくみ』 黒川隆志監修 集英社 1998年 <547/ハ> (20~37頁)
- 『くらしをまもる・くらしをささえる 11』 川瀬勝彦文 岩崎書店 2001年 <308/ク/11> (6~7頁)
- 『IP電話』 今泉弘幸著 ナツメ社 2003年 <547.4/イ> (22~23頁)
- 『図解雑学 通信のしくみ』小林直行監修 ナツメ社 1998年 <547/ツ> (10~15頁、32~37頁)
- 『よくわかる最新通信の基本と仕組み 通信の常識』第2版 谷口功著 秀和システム 2007年 <547/タ> (63~82頁、120~143頁、232~246頁)
- キーワード
-
- 電話
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000071598