レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/09/12 10:44
- 更新日時
- 2012/12/26 15:36
- 管理番号
- 八幡東分館 124
- 質問
-
解決
おもちがなぜふくらむのか知りたいのですが、資料はありますか。
- 回答
-
『もちの絵本』、『まんがでナビゲート2』に、もち米はアミロペクチンというデンプン100%で作られていると記載されていてその性質が記載されています。
アミロペクチンは分子構造が枝分かれをしていて、絡まりやすい性質があり粘りが出やすくなります。
そしてデンプンの粒は水に比べると大きい粒ですから、表面は水分のない状態になっています。
『たべもの教室①』、『もちの絵本』にはαデンプンとβデンプンの変化について記載されており、βデンプンは分子が規則的で固い性質をもち、αデンプンが分子が不規則で軟らかい性質があることがわかりました。
更に『もちの絵本』に固い餅を焼くと水分と熱でデンプンがα化して軟らかくなり、同時に水分が水蒸気となって体積が増えて外に出ようとし、餅がプクーッと膨らむと記載されています。
- 回答プロセス
-
児童書の書棚にお客様と直接行き、「もち」に関する資料を探しました。
「もちの絵本」、「たべもの教室①」の2冊より餅に含まれるデンプンの変化により膨らむことが判明しました。
更に詳しくしらべるためデンプンで検索をかけましたが、当館の資料ではヒットしなかったため科学の400番の棚より探してくると、「まんがでナビゲート2」にデンプンについての説明記載がありました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
-
『もちの絵本』
えがわかずなり編 社団法人農山漁村文化協会 2004年 <596/エ> (7頁) -
『たべもの教室①』
家庭科教育研究者連盟編 大月書店 1987年 <596/カ/1> (13頁) -
『まんがでナビゲート2』
科学教室研究会・毎日小学生新聞編 合同出版 2001年 <407/カ/2> (76,77,80,81,84,85頁)
-
『もちの絵本』
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000071211