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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000067164
提供館
(Library)
長野市立長野図書館 (2310222)管理番号
(Control number)
長野市立長野-08-033
事例作成日
(Creation date)
2009/04/12登録日時
(Registration date)
2010年05月28日 02時00分更新日時
(Last update)
2011年01月29日 11時49分
質問
(Question)
善光寺御本尊が国宝だったのはいつごろか。
回答
(Answer)
前立本尊は明治39年4月14日から昭和25年8月28日まで国宝であったと窺えます。
昭和25年8月29日より重要文化財となっています。

秘仏である御本尊は江戸以降鑑定、修理されたという記述は見つけられませんでした。文化財が国宝等に指定されたのは近代以降なので、秘仏に関しては文化財として指定はされていなかったと思われます。
回答プロセス
(Answering process)
【文化財保護行政の沿革】
『最新改正文化財保護法』 、『国宝』より

太政官布告「古器旧物保存方」
明治4年5月23日。文化財保護に関する国としての最初の措置。

「古社寺保存法」
明治30年6月制定。古社寺の建造物及び宝物類で、「特ニ歴史ノ証徴又ハ美術ノ模範」であるものを「特別保護建造物」または「国宝」に指定し、保護する。

「史蹟名勝天然記念物保存法」
大正8年制定。記念物についての全般的な保護制度。

「国宝保存法」
昭和4年3月制定。「従来の古社寺保存法における「特別保護建造物又は国宝の資格があるもの」をすべて国宝に統一する。
個人所有の古美術が国宝に指定される。

「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」
昭和8年制定。名品の海外流出の防止。

「文化財保護法」
昭和25年制定。昭和25年5月30日法律第214号として公布、同年8月29日から施行。
従来の国宝保存法、重要美術品等ノ保存ニ関スル法律、史蹟名勝天然記念物保存法など文化財保護の法を統合したもので、この法に基づいて従来の国宝すべては重要文化財となり、その中から新たに”国宝”が選び直された。

【参考】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1#.E5.9B.BD.E5.AE.9D.E4.BF.9D.E5.AD.98.E6.B3.95  <最終確認:2010年5月26日>
旧法の「国宝」から重要文化財へ
1897年(明治30年)から1949年(昭和24年)までの間に、古社寺保存法および国宝保存法に基づいて「国宝」に指定された物件は火災で焼失したもの等を除き、宝物類(美術工芸品)5,824件、建造物1,059件であった。これらの物件がいわゆる「旧国宝」であり、これらの物件すべては文化財保護法施行の日である1950年(昭和25年)8月29日をもって、同法に規定する「重要文化財」となった。そして、「重要文化財」のうちで日本文化史上特に貴重なものがあらためて「国宝」に指定されることになった。つまり、1950年(昭和25年)以前と以後とでは法律上の「国宝」という用語の意味が異なっており、旧法の「国宝」は文化財保護法上の「重要文化財」に相当する。この点の混同を避けるため、文化財保護法上の「国宝」を「新国宝」と俗称することもある。いずれにしても、第二次世界大戦以前には「国宝」であったものが戦後「重要文化財」に「格下げ」されたと解釈するのは誤りである。

【善光寺本尊の国宝に関する記述】
『善光寺史 下巻』
明治39年4月14日大勧進前立仏本尊国宝指定。(大勧進文書)
 
『善光寺史研究』
・1906年(明治39年)4.14前立本尊阿弥陀如来両脇侍(一光三尊、内仏殿安置)が国宝となる。同時に大勧進所有となる。
・1922年(大正11年)10.25長野市連合青年会長らのあっせんにより、前立本尊を善光寺所有とし、宝庫は善光寺に寄付、鍵は二個として大勧進・大本願が各一個を所有する。

国指定文化財等データベース  http://www.bunka.go.jp/bsys/  <最終確認:2010年5月27日>
金銅阿弥陀如来及両脇侍立像〈一光三尊仏/(内仏殿安置)〉
指定番号: 256
指定年月日: 1906.04.14(明治39.04.14)
国宝重文区分: 重要文化財

『信州善光寺案内』
・善光寺御本尊の「一光三尊阿弥陀如来像(いっこうさんぞんあみだにょらいぞう)」(善光寺如来)は、三国伝来の生身の阿弥陀仏様として尊崇を集める秘仏です。
・善光寺御本尊は秘仏の中でもいっさい非公開の「絶対秘仏」として、厳重に守られています。
・御開帳で拝観できるのも、鎌倉時代に御本尊を模刻して祀られた前立本尊です。
・元禄5年(1692)に幕府が見仏使の敬湛(けいたん)を派遣して調査し、厨子を開けて御本尊を確認したとも伝えられ、これが御本尊を見た最後ともいわれています。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
仏教教理.仏教哲学  (181)
参考資料
(Reference materials)
『善光寺史 下』坂井 衡平/著 東京美術 1969 <N181サ> (p1121)
『善光寺史研究』小林 計一郎/著 信濃毎日新聞社 2000.05 <N181コ> (p1052-1055)
『信州善光寺案内』善光寺事務局/監修 しなのき書房 2009.04 <N181シ> (p22-24)
『最新改正文化財保護法』文化財保護法研究会/編著 ぎょうせい 2006.05 <709サ> (p3-7)
『国宝』芸術新潮編集部/編 新潮社 1993.05 <709コ> (p177-192)
キーワード
(Keywords)
長野県
長野市
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000067164解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決