レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000066618提供館 (Library) | 香川県立図書館 (2110006) | 管理番号 (Control number) | 11338 | ||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2010年05月12日 | 登録日時 (Registration date) | 2010年05月12日 11時53分 | 更新日時 (Last update) | 2017年10月02日 16時27分 | ||||
質問 (Question) | 「排架」と「配架」の違いについて知りたい。 | ||||||||
回答 (Answer) | レファレンス協同データベースに福井県立図書館が登録したレファレンス事例 〔なぜ図書館用語の「ハイカ」を「排架」と書くのか。〕 http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000027247 を紹介するとともに、その内容を要約して次のとおり回答した。 『言葉に関する問答集 7』(文化庁/編 1981年)の<問7>「配列」か「排列」か(9~10頁)において、 「排」の「一定の順序で連ねる」と、「配」の「割り当てる」との意味の違いに基づき、「排列」は順序よく並べること、 「配列」はただ並べることであると解説している。 さらに、本書では、「排列」のほうは、名簿の氏名を五十音順に並べる場合などに適していて、 学術用語集の図書館学偏に「ABC順排列」「件名カード排列」などの用い方が掲げられているのも 当然であるとしている。 このようなことから、図書館資料を分類順など一定の法則で並べることを表現する場合は、「配架」とするより 「排架」とするほうがふさわしいと思われる。 なお、「配列」が「排列」より一般化したことについては、「排」という字が「排斥」「排除」など 主として「しりぞける」意味に用いられ、「ならべる」意味で「排」を用いる例が、一般語としては 他に見当たらないためであると、前記『言葉に関する問答集 7』に記述している。 香川県立図書館所蔵の『図書館用語集 3訂版』(日本図書館協会用語委員会/編 日本図書館協会 2003年)の、 排架法という項目(249頁)を見たところ、その説明文中に「配架法」とも書くとしている。 (関連事例) ・「目録の「排列」と「配列」」を探している。(近畿大学中央図書館) http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000102053 | ||||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) | |||||||||
キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||
寄与者 (Contributor) |
| 備考 (Notes) | (関連事例) ・横浜市立図書館蔵書検索の資料詳細のページにある「出版者」の「者」は「社」ではないでしょうか。(横浜市立図書館) http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000086151 | ||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000066618 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |