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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000064455
提供館
(Library)
相模原市立橋本図書館 (2210035)管理番号
(Control number)
相橋-H21-045
事例作成日
(Creation date)
2010年3月7日登録日時
(Registration date)
2010年03月07日 12時03分更新日時
(Last update)
2010年04月22日 15時05分
質問
(Question)
“スプリング エフェメラル”と呼ばれる一群の植物について詳しく書かれている本が読みたい。
ただし、有名なカタクリは除く。
回答
(Answer)
①~⑤の資料提供。
回答プロセス
(Answering process)
“スプリング エフェメラル”とは何か、見当がつかなかったので
インターネット検索エンジンGoogleで“スプリング エフェメラル”をキーワードに検索。
「山でお勉強(山野草あれこれ編)」
http://nosaku.hp.infoseek.co.jp/st_flower.html (2010年3月7日現在)
等のサイトより、次のことがわかった。

「芽吹き前の落葉広葉樹林に姿を現し、開花・結実して、他の植物が繁る前に地上から姿を消し地中で休眠する植物。
(中略)早春期植物と呼ばれるのは、ユリ科のカタクリ、アマナ、キバナノアマナ。
キンポウゲ科のセツブンソウ、フクジュソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲ。
ケシ科のヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサクなど。」(上記サイトからの引用)

以上のことから“早春季植物”というキーワードを手がかりに直接棚を見て植物図鑑を探し、以下の資料をあたった。

『図説植物用語事典』清水建美/著、八坂書房 2002(自館請求記号:R470)
→和文索引で“スプリングエフェメラル”を探す。
P.226「芽に関する用語」の「(3) 休眠状態による分類」という項目に、
「早春季植物のことをさす」とあり。早春から初夏にかけてわずかな期間だけ地表に現れる。

『植物生活史図鑑 1』大原雅/著、北海道大学図書刊行会 2004(自館請求記号:R470)
→事項項目にて、“春植物”を探す。P.92に、「カタクリ属・エンレイソウ属・イチリンソウ属」などあり。

『植物生活史図鑑 2』(春の植物No.2)石澤進/著、北海道大学図書刊行会 2004(自館請求記号:R470)
→フクジュソウ(キンポウゲ科)、エゾエンゴサク(ケシ科)など、春植物に分類される植物の記載多数あり。

『朝日百科植物の世界15』朝日新聞出版局 1997(自館請求記号:R470)
→総索引にて、掲載箇所を探す。

“スプリングエフェメラル”は13巻P.334にあり。
“早春季植物”は8巻P.226、P.234にあり。
“春植物”は10巻P.32、P.74、13巻P.181にあり。

それぞれの項目をあたってみた。
『朝日百科植物の世界13』朝日新聞社出版局 1997(自館請求記号:R470)
→P.334カタクリの説明中心の内容だが、「人間が守った氷期の植物」という項目にスプリングエフェメラルの記述があり、雑木林との関連が強い植物であるということがわかった。

『朝日百科植物の世界8』朝日新聞社出版局 1997(自館請求記号:R470)
→P.226キンポウゲ科、P.234セツブンソウに関する記述あり。

『朝日百科植物の世界10』朝日新聞社出版局 1997(自館請求記号:R470)
→P.32「カタクリの一生を追う」という内容で、ニラ、ネギに属する植物「ヒメニラ」の項目に「春植物」あり。

①『雑木林へようこそ』広井敏男/著、新日本出版社 2001(自館請求記号653.17)
P.39~51に、雑木林におけるスプリングエフェメラルに関する記述あり。

以上の資料には、スプリングエフェメラルに関する詳細な記述は見つからなかった。
辞書や事典などにはスプリングエフェメラルに特化したものはなさそうなので、
植物の分類(イチリンソウ属など)ごとに紹介している資料をあたってみるほうが確実ではないかと考えた。

これまでの調査で見た資料から、関連するキーワードがいくつか出てきたので、
新たなキーワードを追加し、組み合わせて検索した。
市内OPACにて“早春季植物”、“春植物”、“早春植物”、“雑木林”、“休眠”、“林床草木”
“落葉紅葉樹林帯”、“夏緑林”、“ブナ林”等をキーワードに検索。

『朝日百科植物の世界13』朝日新聞社出版局 1997(自館請求記号:R470)
→P.181「林床草木」の生活誌についての記述あり。

②『植物の世界 草本編 上』ニュートンプレス 2001(相模原市立城山公民館請求記号:471)
→カタクリが中心だが、他の落葉樹林についての考察の記載もあり。

③『趣味の山野草』第29巻通巻331号(2008年2月号)栃の葉書房 2008
→相模原市内にはなかったので、神奈川県内から取り寄せ。
平塚市図書館で3年間保存している。(平塚市図書館請求記号:627 I)
特集は「早春植物大全/まだ2月、否、もう花咲く2月です。一足早く花の旅へ/秋の山野草展作品集」

④『山と渓谷』通巻862号(2007年3月号)山と渓谷社 2007
→神奈川県内(伊勢原市、秦野市、大磯町、山北町など)に所蔵があったので取り寄せ。
特集は「花咲く山の妖精たち/山に登る女たち」

⑤『日本植物図鑑 4』大場達之/著、社会思想社 1986
→神奈川県内では、県立図書館にあり。(神奈川県立図書館請求記号:470.3)
 「スプリングエフェメラル」、「早春季植物」という言葉の記述はないが、
 春のある時期のみ花を咲かせる植物を集成している。

『ブナの森は緑のダム』太田威/文 写真、あかね書房 1988(自館請求記号:J65)
『ブナの森は宝の山』平野伸明/著、野沢耕治/写真、福音館書店 2006(自館請求記号:J46)
→上記2点は写真が中心で、どちらも解説が十分でない。

『山歩き12か月 カラー版』工藤 隆雄/著、中央公論新社 2006(相模原市立図書館請求記号:S291.309)
→内容は山歩きガイドのみだったため、回答する資料としては不適合。

『草木帖』飯泉優/著、山と渓谷社 2002(自館請求記号:470.4)
→スプリングエフェメラルの記述はあるが、内容量が不十分だった。

『植物の自然誌 プランタ』第86号(2003年3月号)
研成社/編、研成社 2003(神奈川県立図書館請求記号:Z470 3)
→神奈川県内では、県立図書館に所蔵があるが、取り寄せはできない資料だった。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
植物学  (470 9版)
参考資料
(Reference materials)
『朝日百科植物の世界13』朝日新聞社出版局 1997 (自館請求記号:R470)
『図説植物用語事典』清水建美/著、八坂書房 2002 (自館請求記号:R470)
『植物生活史図鑑 1』大原雅/著、北海道大学図書刊行会 2004 (自館請求記号:R470)
『植物生活史図鑑 2』(春の植物No.2)石澤進/著、北海道大学図書刊行会 2004 (自館請求記号:R470)
『朝日百科植物の世界15』朝日新聞出版局 1997 (自館請求記号:R470)
『朝日百科植物の世界8』朝日新聞社出版局 1997 (自館請求記号:R470)
『朝日百科植物の世界10』朝日新聞社出版局 1997 (自館請求記号:R470)
『雑木林へようこそ』広井敏男/著、新日本出版社 2001 (自館請求記号653.17)
『植物の世界 草本編 上』ニュートンプレス 2001 (相模原市立城山公民館請求記号:471)
『趣味の山野草』第29巻通巻331号(2008年2月号)栃の葉書房 2008 (平塚市図書館請求記号:627  I)
『山と渓谷』通巻862号(2007年3月号)山と渓谷社 2007
『日本植物図鑑 4』大場達之/著、社会思想社 1986 (神奈川県立図書館請求記号:470.3)
『ブナの森は緑のダム』太田威/文 写真、あかね書房 1988 (自館請求記号:J65)
『ブナの森は宝の山』平野伸明/著、野沢耕治/写真、福音館書店 2006 (自館請求記号:J46)
『山歩き12か月 カラー版』工藤 隆雄/著、中央公論新社 2006 (相模原市立図書館請求記号:S291.309)
『草木帖』飯泉優/著、山と渓谷社 2002 (自館請求記号:470.4)
『植物の自然誌 プランタ』第86号(2003年3月号)
研成社/編、研成社 2003 (神奈川県立図書館請求記号:Z470 3)
キーワード
(Keywords)
スプリングエフェメラル
早春季植物
春植物
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000064455解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決