このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000062465
提供館
(Library)
香川県立図書館 (2110006)管理番号
(Control number)
10886
事例作成日
(Creation date)
2010年01月27日登録日時
(Registration date)
2010年01月27日 16時29分更新日時
(Last update)
2018年11月03日 14時46分
質問
(Question)
「斗志」のという字の意味。また、「闘」を「斗」と表記する場合があるのはなぜか?
回答
(Answer)
「闘志」と同じと思われる。
また、「闘」を「斗」と表記することについては、次の資料に関連情報あり。

・新潮日本語漢字辞典 新潮社/編 新潮社 2007.9

    日販マーク内容紹介: 日本語としての漢字を知るための初の本格辞典。従来の漢文を読むための漢和辞典には記載されていなかった、通常の日本語の様々な異表記、異体字、熟字訓などを積極的に収録。創立110周年記念出版。

      ※p.999「斗」の項に次の記述あり。

        「⑦(「トウ」と音読)「闘」の略字として使う。たたかう・たたかい とも読む。「斗争・OK牧場の決斗(映画)」」

・言葉に関する問答集 3 「ことば」シリーズ7  文化庁/編集 大蔵省印刷局 1977.3
  ※p.24「[問22]「巾」「斗」「才」「令」などの字を、それぞれ「幅」「闘」「歳」「齢」などの略字として使用するのは誤りか。」あり。

・新版 大漢語林 鎌田正ほか/著 大修館書店 2001.11
P.1155「闘」の項の「参考」に次の情報あり。
   ①俗に、斗で代用することがあるが不適。「戦斗」
   ②斗は簡化字。

・国語文字史の研究 8 国語文字史研究会/編 和泉書院 2005.3
  ※「一九六五~七五年度頃の略字(蜂矢真郷/著)」のp.200に「I 対象時代以前から、一般的に用いられていたもの(※略字)」として「闘→斗」の例示あり。また、p.210-211に「週刊朝日」74巻1号(1969.1)の「ミニ字評」欄の、「簡体字」(「D」氏執筆)の記事が紹介され、そのなかに「闘→斗」の例も含まれる。
なお、最後に次の記述あり。
「・・・以上、本稿は、一九六五~一九七五年度頃の、学生運動を中心に用いられた略字を挙げ、新形声文字などについて若干考察した。・・・」

・例解*誤字辞典 〈シリーズ〉日本人の手習い 土屋道雄/著 柏書房 2001.7
  ※p.161「とうそう」の項あり。「誤」として「斗争」、「正」として、「闘争」とある。
次の記述あり。「・・・学生や労組員の書く立看板にはたいてい「斗争」とあるが、それが雑誌の活字にまで入ってきたわけで、本当に頭の痛いことである。・・・」

・現代日本の異体字 漢字環境学序説 国立国語研究所プロジェクト選書 笹原宏之/著 三省堂 2003.11
  ※p.42に次の記述あり。
「・・・また、当用漢字の時代に盛んにとなった、表外字の表内字への書き換え(扮する→粉する、廃墟→廃虚、貫禄→貫録)や、いわゆる当て字(蒲団→布団、不便(ふびん)→不憫)にも、単字レベルでは、本来通用したもののほか、通用の概念が当てはまるものがある。表内字同士でも、「年齢」を「年令」、「万歳」を「万才」、「闘争」(闘う)を「斗争」(斗う)とするようなケースが見られる。」

・昭和を騒がせた漢字たち 当用漢字の事件簿 歴史文化ライブラリー 円満字二郎/著 吉川弘文館 2007.10
  ※「闘→斗」の例は見当たらない。
    関連のありそうな記事として、次のものあり。
     p.109-125「誤字を理由に解雇できるか」。内容に「誤字だらけのレポート」、「極端な略字の与えた印象」などあり。

・異体字解読字典 「難字大鑑」編集委員会/編 柏書房 1987.4
  ※p.17「斗」。「音訓の標記」に「たたかう」とあり。
   p.317「闘」。「略(体)字」として「斗」あり。

・中国簡体字ハンドブック ビジネスマン・旅行者必携 近代書道研究所/編 岳陽舎 2007.8
  ※「第1章 簡体字字典」の「4画」のp.4「斗」あり。
   「第3章 音訓から引く簡体字」のp.121「たたかう」に「闘-斗」、p.125「トウ」に「闘-斗」あり。

・(早わかり)中国簡体字 遠藤紹徳/著 国書刊行会 1986.5
  ※巻末「付表一 中国の略字と日本の常用漢字の対照表」p.2に中国の簡化字(略字):斗、日本の常用漢字:闘 あり。
    巻末「付表二 常用漢字・中国略字対照表」p.27に日本の常用漢字:闘、中国の漢字:斗 あり。

・日中十書体字典 中国簡体字を含む 関鷺峰/著 マール社 1987.2
  P.209「闘」の項の[中国常用]として、「斗」とあり。

・漢字異体字典 日外アソシエーツ編集部/編集 日外アソシエーツ 1994.7
  ※「斗」の項にいくつか異体字があるが「闘」はなし。「闘」の項にいくつか異体字があるが「斗」はなし。ただし、俗字として「もんがまえ」に「斗」の字が紹介されている。

・難字・異体字典 有賀要延/編 国書刊行会 1987.3
  「斗」の項に「闘」に関する情報なし。ただし、読みに「たたかう」とあり。
  「闘」の項に「斗」に関する情報なし。
回答プロセス
(Answering process)
○次の資料には該当する記述が見当たらなかった。

・わかりやすい一表式誤字俗字・正字一覧 戸籍の氏又は名の記載・記録に用いる文字 法務省民事局第二課戸籍実務研究会/編 日本加除出版 1998.10 ※「斗」の字は収録されてない。

・何でもわかる漢字の知識百科 阿辻哲次/編 三省堂 2002.6
  ※索引で探して簡体字、異体字、略字などに関するページを見るが「闘→斗」の例は見当たらなかった。

・漢字百珍 日本の異体字入門 杉本つとむ/著 八坂書房 2001.12
  ※目次に「闘→斗」は見当たらなかった。

(関連情報)
○ウィキペディア「略字」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%A5%E5%AD%97

「略字と代用」に次の記述あり。
「・・・「闘」と「斗」は、正字と略字というよりはまったく別の文字である。また「編輯/編集」の「輯」と「集」も、正字と略字というよりは、まったく別の文字である。したがってこれらの関係は、「正字と略字」というより「正式用法と代用」という関係に当たるとも言える。・・・」

○所蔵していないが、関連のありそうな図書として次のものがある。

・異体字の世界   旧字・俗字・略字の漢字百科  小池和夫/著 河出書房新社 2007.7 (河出文庫 こ10-1)
・日本簡体字のすすめ 漢字をやさしく  榎村陽太郎/著 新風書房 1997.10
・略字常用辞典 漢字をやさしく 3  榎村陽太郎/著 新風舎 2006.12(新風舎文庫 え118)

○図書館の略字として「くにがまえにカタカナのト」という文字が、いつ頃から使用されていたかや、由来などがわからないか。(国立国会図書館)
    http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000030070

○「輯」と「集」について知りたい。(近畿大学中央図書館)
    http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000091864

(追記)
当館未所蔵資料だが、
 ・小学生の「にほんご」大疑問100 : 目からうろこ / 講談社. -- 講談社, 2000.8
   ※「Q11 「1ケ月の「ケ」を「か」と読むのはなぜ?~「八ケ岳(やつがたけ)」とか「千駄ヶ谷(せんだがや)」とか、「ケ」を「が」と読ませる地名もある。」の項
     p.37に次の記述あり。
     「・・・略字のつもりで正字とは関係のない別の漢字を使っている例は、「幅」を略した「巾」とか、「闘」を略した「斗」とか、探せばほかにもいっぱいあるよ。」
事前調査事項
(Preliminary research)
「坊がつる讃歌」の歌詞に出てくる、とのこと。
NDC
辞典  (813)
書.書道  (728)
音声.音韻.文字  (811)
参考資料
(Reference materials)
新潮社 編. 新潮日本語漢字辞典. 新潮社, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009117834-00 , ISBN 9784107302151
日へんに玉と書いた(「旺」のような)字は何か?読みや意味を知りたい。(香川県立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000074265-00
土屋道雄 著. 例解誤字辞典. 柏書房, 2001. (シリーズ日本人の手習い)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003626185-00 , ISBN 4760121013
笹原宏之, 横山詔一, エリク・ロング 著. 現代日本の異体字 : 漢字環境学序説. 三省堂, 2003. (国立国語研究所プロジェクト選書 ; 2)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004265749-00 , ISBN 4385361126
円満字二郎 著. 昭和を騒がせた漢字たち : 当用漢字の事件簿. 吉川弘文館, 2007. (歴史文化ライブラリー ; 241)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009102769-00 , ISBN 9784642056410
「難字大鑑」編集委員会 編. 異体字解読字典. 柏書房, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001852577-00 , ISBN 4760103325
張敏 監修 , 近代書道研究所 編. 中国簡体字ハンドブック : ビジネスマン・旅行者必携. 岳陽舎, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009053044-00 , ISBN 9784907737870
有賀要延 編. 難字・異体字典 新装版. 国書刊行会, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011289734-00 , ISBN 9784336054517
阿辻哲次, 一海知義, 森博達 編. 何でもわかる漢字の知識百科. 三省堂, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003642112-00 , ISBN 4385150478
杉本つとむ 著. 漢字百珍 : 日本の異体字入門. 八坂書房, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003070102-00 , ISBN 4896944844
キーワード
(Keywords)
漢和辞典
簡化字
簡体字 中国簡体字
書道-書体
漢字
代用 誤字 正字
戸籍法
人名
日本製略字
新形声文字
片仮名の声符
ローマ字の声符
漢字-歴史
当用漢字
「坊がつる讃歌」「坊ヶつる賛歌」
「正字と略字」
「正式用法と代用」
「輯」と「集」
「年齢」を「年令」
年齢の「○○歳」を「○○才」
ゲバ字 ゲバ文字
略字
学生運動
流行歌
「斗争」
「OK牧場の決斗」
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
国立国会図書館
近畿大学中央図書館
備考
(Notes)
定番事例。「戦闘」と「戦斗」、「闘争」と「斗争」など
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000062465解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!