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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000061715
提供館
(Library)
京都市図書館 (2210023)管理番号
(Control number)
右中-郷土-14
事例作成日
(Creation date)
2009/10/02登録日時
(Registration date)
2010年01月08日 02時13分更新日時
(Last update)
2014年11月26日 17時36分
質問
(Question)
聚楽第の位置と規模を知りたい。
回答
(Answer)
豊臣秀吉がその居城として建設した聚楽第は,天正14(1586)年から文禄4(1595)年までの9年間しか存在しておらず,その実態については不明な点が多々あり,境域についても諸説あります。
【資料1】には,“聚楽第の位置とその構造については,各研究によって見解の相違があり,史料的制約もあって必ずしも統一的な結論が得られているわけではなく,今後は考古学的な発掘調査の進展を待つ必要があろう” とあります。

【資料2】『国史大辞典 7』 【資料3】『豊臣秀吉事典コンパクト版』によりますと,大名屋敷も含めた聚楽第の規模は,
①東は大宮,南は春日(現在の丸太町通),西は朱雀(現在の千本通),北は一条に及ぶ南北七町,東西四町の区域(『山城名勝誌』)で,約700m四方。
またはもっと広くて,
②東は堀川,南は二条,西は内野,北は一条の範囲。(『京羽二重織留』)

【資料4】『京都時代MAP 安土桃山編』 では,
③北は一条一筋北,南は丸太町,東は堀川,西は千本の各通りを外郭とする広大な敷地。内郭の四方全長は約千間。その中心に本丸,二の丸,北の丸,西の丸があった。 
※半透明の現在の地図の下に当時の地図が重ねられており,規模と位置が比較しやすくなっています。

【資料5】『京都歴史アトラス』では,外郭の広がりは,
④東を堀川,西を千本,北を元誓願寺,南を押小路で囲まれる5400mの外周長をもつものであったと推定。 
※聚楽第内城の堀とその内外の地図が現在の地図上に描かれています。

【資料6】『京都府埋蔵文化財論集 第3集』(“聚楽第周辺の金箔瓦”)では,堀の遺構について,
⑤北堀が一条通付近,南堀が下立売通付近,東堀は大宮通付近,西堀については有力な候補地がないが,土屋町通の中立売通から南にみられる低地が痕跡かもしれない。 

さらに【資料7】『豊臣秀吉と京都』には,“1991年度の発掘調査で東堀と考えられる大規模な堀が検出され,定点が得られたことから,それ以前の発掘調査のデータをはじめとする,さまざまな資料を再検討して聚楽第の姿に迫ることが可能になった”とあり,内郭堀と外郭堀の位置の詳細な考定が記されています。 ※聚楽第跡考定図あり
また【資料8】『京の城 洛中洛外の城郭』には,“聚楽第本体は,最近になりその形状が明確になりつつあり,内郭は,本丸・西之丸・北之丸・南二之丸で構成され,本丸の東・南・西側では濠跡が検出された。南濠は幅43m前後,大量の金箔瓦とともに見つかった東濠は幅26m前後,さらに西濠は30m前後と考えられ,北之丸の北濠の幅は20m近いことがわかった” との記述があります。 ※聚楽第跡推定復元範囲の図あり
回答プロセス
(Answering process)
●聚楽第について書かれた資料と資料に記された参考文献を調べる。

●豊臣秀吉関連の資料,安土桃山時代の遺構,遺跡について調べる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本の建築  (521 8版)
日本史  (210 8版)
日本  (291 8版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】『年報都市史研究 3 巨大城下町』 (都市史研究会編 山川出版社 1995) p92~93
【資料2】『国史大辞典 7』 (吉川弘文館 1986) “聚楽第 じゅらくてい”
【資料3】『豊臣秀吉事典コンパクト版』 (杉山博編 新人物往来社 2007) “聚楽第”
【資料4】『京都時代MAP 安土桃山編』 (光村推古書院 2006) p20~21, p69
【資料5】『京都歴史アトラス』 (足利健亮編 中央公論社 1994) p68~69
【資料6】『京都府埋蔵文化財論集 第3集』 (京都府埋蔵文化財調査研究センター 1996) p593
【資料7】『豊臣秀吉と京都』 (日本史研究会編 文理閣 2001) “聚楽第と城下町”,p136~137
【資料8】『京の城 洛中洛外の城郭』 (京都市文化市民局編・発行 2006) “聚楽第と御土居~天下人秀吉の城” p24~27
【資料9】『京都府史蹟勝地調査会報告 第1冊』(京都府編 臨川書店 1983 ※復刻) “聚楽第址” p14~17
【資料10】『豊臣秀吉の居城 聚楽第・伏見城編』(桜井成広著 日本城郭資料館出版会 1970) 口絵第16図“聚楽第総構推定復元地図”
キーワード
(Keywords)
聚楽第
豊臣秀吉
御土居
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000061715解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決