レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/05/12
- 登録日時
- 2010/01/05 02:28
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M08120111472544
- 質問
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太宰治「走れメロス」の原案となっている作品があれば日本語で読みたい。
- 回答
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『太宰治大事典』(勉誠出版)には関連の記述なし。『太宰治事典』(学灯社)では「走れメロス」が「小栗孝則訳『新編シラー詩抄』(改造文庫、昭和12)所収の長詩、『人質』を典拠」としていると説明しており、『太宰治全作品研究事典』(勉誠社)にも同様の記述が見られる。また、『太宰治と外国文学』(和泉書院)「太宰治のシラー受容―『走れメロス』の素材について―』がその経緯について解説している。さらに、シラー「人質」の邦訳として『全集・合集収載翻訳図書目録45-75-3』(日外アソシエーツ)で確認したところ、『ドイツ解放詩集』(河出書房,1954)、『世界文学大系 第18』(筑摩書房,1959)、『手塚富雄全訳詩集1』(角川書店,1971)に収録されていることがわかる。さらに『明治翻訳文学全集35』(大空社)には、柴田守平による明治期の訳詩が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
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東郷克美編『太宰治事典』東京,学灯社,1995,310p.参照はp.107.
神谷忠孝編『太宰治全作品研究事典』東京,勉誠社,1995,313p.参照はp.230-231.
九頭見和夫著『太宰治と外国文学』大阪,和泉書院,2004,330p.参照はp.2-24.
日外アソシエーツ株式会社編『全集・合集収載翻訳図書目録45-75-3』東京,日外アソシエーツ,1996,1012p.参照はp.363.
川戸道明,榊原貴教編『明治翻訳文学全集35』東京,大空社,1999,350p.参照はp.214-215.
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東郷克美編『太宰治事典』東京,学灯社,1995,310p.参照はp.107.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2008120111463272544
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000061547