レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/02/05
- 登録日時
- 2010/01/05 02:25
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M09020510072678
- 質問
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南極のオゾンの量が減る現象は,何年頃に発見されたのか。
- 回答
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資料1には「一九八二年秋から南極の昭和基地において中層観測計画(MAP)の一環として強化されたオゾン観測に従事していた忠鉢繁・梶原良一両越冬隊員は九月ごろから一〇月にかけて例年になくオゾン全量が少ないことに注目した。」「気象研究所の忠鉢繁研究官は一九八四年ギリシャで開かれた国際学会でその成果を発表した。これが最初にオゾンホールの存在を公にした記録である。」といった記述がある。また,資料2の「オゾンホールとは何か」(宮原三郎著)の項目「オゾンホールの発見」にも上記に関連する記述がある。資料3の「5 オゾンホールの発見」の冒頭には「一九八五年,イギリスのファーマン博士を中心とする研究グループが,南極のオゾンがここ一〇年で約半分にまで減少していることを報告した。」とあり,「アメリカからのオゾンフィーバー」や「乱立する学説」などについて説明されている。資料4の「5.2 オゾン」(清水正義・忠鉢繁著)に,南極におけるオゾン減少の最初の報告に関する記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451 9版)
- 参考資料
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- 資料1:関口理郎著『成層圏オゾンが生物を守る』成山堂書店,2003,162p.参照はp94. 資料2:宮原三郎編『オゾンのゆくえ』クバプロ,2004,174p.参照はp.20. 資料3:岩坂泰信著『オゾンホール』裳華房,1990,137p.参照はp.77-105.資料4:国立極地研究所編『南極の科学 3 気象』古今書院,1988,334p.参照はp.134-158.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009020510042672678
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061520