レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/04/19
- 登録日時
- 2010/01/05 02:21
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M09070311076344
- 質問
-
「香厳撃竹」という言葉の読み方と意味を知りたい。
- 回答
-
『大漢和辞典.巻12』によると、香厳は「唐、鄧州香厳山の智閑禅師」とある。『禅学大辞典.上巻』をみると、「香厳撃竹大悟」(「きょうげんげきちくたいご」)とあり、その意味としては「ある日、道を掃除していたとき、たまたま礫が飛んで竹を撃ち、その響に香厳は忽然大悟したという。」と説明されている。また、『禅の思想辞典』では「撃竹悟道 げきちくごどう」の項目に「香厳(きょうげん)撃竹悟道(「香厳撃竹大悟」とも)」とあり、意味は「唐の香厳智閑(ちかん)が、道を掃除していたとき、突然飛んだ瓦礫(小石)が竹を撃った音を聞き、たちまち悟ったという故事にもとづく。」とある。また、「経典や知識の及ばぬところに悟りの道が開けるという、禅の綱領を示した故事の一つ。」であると説明されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 各宗 (188 9版)
- 参考資料
-
- 諸橋轍次著『大漢和辞典.巻12』大修館書店,1986.2,1161,14p.参照はp.448.禅学大辞典編纂所編『禅学大辞典.上巻』大修館書店,1978.6,640p.参照はp.217.田上太秀,石井修道編著『禅の思想辞典』東京書籍,2008.6,590p.参照はp.181
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009070311010476344
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061498