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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000060910
提供館
(Library)
東京都立中央図書館 (2110013)管理番号
(Control number)
都立図事-2009005683
事例作成日
(Creation date)
2008/9/10 登録日時
(Registration date)
2009年12月18日 02時10分更新日時
(Last update)
2009年12月18日 02時10分
質問
(Question)
「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる」という俗信が信じられている地域を知りたい。たとえば大陸ごと、あるいはアメリカ、中国、インドなど国別ではどうなのか。
<調査済資料>
下記資料では、四つ葉のクローバーの由来についての記述はあったが、具体的な国や地域についての記述は見出せず。タイトルや内容から、英語圏では信じられていることがわかる。また、四つ葉のクローバーが十字架を連想させることから、キリスト教文化圏では、迷信として信じられているのではないかと推測される。
『英米文学植物民俗誌』 加藤憲市著 冨山房 1976
『英語世界の俗信・迷信』 東浦義雄著 大修館書店 1974
『英語の迷信』 トミー植松著 サイマル出版会 1983
『アメリカの迷信さまざま』 ジェフリー・バチェラー著 北星堂書店 1962
『迷信・俗信大百科』 不二竜彦著 学習研究社 1996
『植物と民俗』 倉田悟著 地球出版 1969
回答
(Answer)
●地域に触れた記述のある資料は以下のとおり。
ただし、中国、インドなど欧米以外の国別の例は見つけることができなかった。
資料1:「クローバー」の項
「(前略)幸運の象徴とされるが、誰がどこで言いだした説かはわかっていない。(中略)この考え方は非常に古くから欧米全域に広まっている。」

資料2: 「クローバー[4つ葉の~を見つけると縁起がよい]」、同じく「クローバー[4つ葉の~は妖精のたぶらかしを見抜かせる]」として、イギリス、アイルランドの事例がある。

資料3:「クローバー」
秋田での事例あり。

資料4:「お守り Charms」の中の「四つ葉のクローバ」の項
「ドルーイド(英国及びアイルランドに住んでいた古代ケルト人達の僧侶)は(中略)その一つでも見つけた者は魔女や悪魔の姿を見通せ、避けられると信じていたのである。」
「アイルランドでは(中略)非常に尊重されている。」

資料5:「クローバー clover」
「四つ葉のクローバーが幸福のシンボルになったのは、イギリスでは1620年に書かれた占星術の本
に出ているのが古いほうの記録だといわれている。その後ヨーロッパに広く行きわたって(後略)」
「イギリスの花ことばでは、四つ葉のクローバーは、[幸運]、[私のものであれ](中略)フランスではクローバ
ーの全体に、[私は幸福を望んでいいかしら]、[誘惑]となっているだけである」等の記述がある。

資料6:「クローバー」の[歴史・文化]の項
「ヨーロッパでは(中略)クローバーの4枚目の葉は幸福のしるしとされる。」

●下記資料には、地域に関する記述なし。

資料7:「Four-leaf clover」の項
「(前略)これを見つけると幸運(good luck)の前兆であると信ぜられており、わが国でも学生間にはこの考えが相当広く伝わっている。」とある。珍重されるようになった由来も記述されている。

資料8:「clover」の項
「4つ葉のクローバーは希少であること、またマルタ十字架の形をしていることから幸運を表す。」等の記述がある。

資料9:「clover クローバー」の項
「クローバーに備わっている神秘的な力の起源を、(中略)楽園から追放された
時に、イブがクローバーを盗んできたという聖書伝説に求める人もいる。」という記述がある。

資料10:「幸運をつかむ四葉のクローバー」の項
「(前略)根拠は余りはっきりしない。ただ一つ残っている伝説
はアダムとイブの話だ(後略)」という記述がある。

資料11:「しろつめくさ=白詰草」の項
「アイルランドの聖パトリックは、三位一体を説明するのにこの草を使ったといわれ(中略)、それ以来アイルランドの象徴となっている。」とある。
またルドルフ・アーネスト・ロイター(1888生まれ)作曲の「四つ葉のクローバー」という歌の訳詞の一節を紹介している。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
民間信仰.迷信[俗信]  (387 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】 迷信なんでも百科 / ヴァルター・ゲルラッハ∥著 / 文芸春秋 , 2000.7 ( 文春文庫 ) S/387.9/5002/2000
【資料2】 英語迷信・俗信事典 / I・オウピー∥編 / 大修館書店 , 1994.8 R/3851/3153/94
【資料3】 日本俗信辞典 動・植物編 / 鈴木棠三∥著 / 角川書店 , 1982 R/3851/235/1
【資料4】 アメリカの迷信さまざま / ジュリー・バチェラー∥著 / 北星堂書店 , 1962 /3851/B680/A
【資料5】 花ことば : 花の象徴とフォ-クロア 上 / 春山行夫∥著 / 平凡社 , 1996.7 ( 平凡社ライブラリ- ) S/6270/3042/1
【資料6】 図説花と樹の大事典 / 植物文化研究会∥編 / 柏書房 , 1996.2 R/4703/3050/96
【資料7】 英米故事伝説辞典 / 井上義昌∥編 / 冨山房 , 1964 R/8334/I474/E
【資料8】 イメージ・シンボル事典 / アト・ド・フリース∥著 / 大修館書店 , 1984 R/8334/11/84
【資料9】 カッセル英語俗信・迷信事典 / デ-ビッド・ピカリング∥著 / 大修館書店 , 1999.6 R/3851/3286/99
【資料10】 これがはじまり : 西洋迷信故事物語 / R・ブラッシュ∥[著] / 三笠書房 , 1968 /3823/B981/K
【資料11】 折々の花 : 神の植物誌 / 浜崎浩∥著 / 八坂書房 , 1982 /4770/42/82
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000060910解決/未解決
(Resolved / Unresolved)