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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000060418
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
OSPR09090013
事例作成日
(Creation date)
2009/09/05登録日時
(Registration date)
2009年12月02日 02時11分更新日時
(Last update)
2009年12月02日 12時24分
質問
(Question)
「蛸」は虫ではないのに、なぜ虫偏なのか。
回答
(Answer)
最初「グーグル」で「蛸の足」で検索。《Yahoo知恵袋》で「虫」を昆虫と区分したのはヨーロッパ的発想であり、昆虫ではないのに虫偏のつく生き物は「蛇」「蝦」「蛙」のようにたくさんいること。また『大漢和辞典』(諸橋轍次/著 大修館書店)で「虫」に「鱗介類の総称」とあり、漢字の世界では「虫」が昆虫のみを意味しない、との予備知識を得る。
そこで、「蛸」という字の成り立ちを調べるには、虫偏の字について探すのがよいと考え、NDC811.2(漢字:日本語)および821.2(漢字:中国語)をブラウジングし、動物や虫偏の字のつく漢字の事典類をピックアップして調査する。
『動物の漢字語源辞典』(821.2/70N)
「蛸」は中国では「〓(※瀟の「瀟」のさんずいが虫偏)蛸(しょうしょう:アシナガグモ)に使われる字で、日本では使われていなかった。日本で最初に「海蛸」と記したのは『本草和名』。大槻文彦は8本の足がクモのように見えたので、「海のクモ」という意味で「蛸」の字を用いたと推測する。
「蛸」の字の由来については「〓(※瀟の「瀟」のさんずいが虫偏)蛸」の項に説明がある。「肖」は肖像のように「素材を削って像をつくること」の意味があり、そこから「削って小さくする」→「細く長くなる」→「細く長い足のクモ」になった、とある。
『動植物の漢字がわかる本:イカはなぜ「烏賊」と書くのか?』(811.2/148N)
「鮹」とも書き、これは中国でアシナガグモを意味する「〓(※瀟の「瀟」のさんずいが虫偏)蛸」を魚偏に変えたもの。漢字表記では魚偏が古い。8本の長い足というクモとの類似から虫偏の「蛸」とも書いたのだろう、とある。
『虫・むし事典:漢字百話 虫の部』(大修館書店 1988.6)821.2/29
「蛸」はタコに用いられるが、これは元々アジダカグモに用いられた誤用。「章魚」と書く。
『語源海』(813.6/25N)
「蛸」は脚高蜘蛛のこと。正式には「鮹」とある。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
音声.音韻.文字  (821 8版)
参考資料
(Reference materials)
『動物の漢字語源辞典』(加納善光/著 東京堂出版 2007.10)(ページ:72・128-129)
『動植物の漢字がわかる本』(加納喜光/著 山海堂 2007.1)(ページ:55)
『虫・むし事典』(大修館書店 1988.6)(ページ:58)
『語源海』(杉本つとむ/著 東京書籍 2005.3)(ページ:385)
Yahoo知恵袋(2009/11/17現在) (ホームページ: http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q128801152 )
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000060418解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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