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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000057547
提供館
(Library)
京都市図書館 (2210023)管理番号
(Control number)
右中-郷土-08
事例作成日
(Creation date)
2009/08/26登録日時
(Registration date)
2009年09月01日 02時10分更新日時
(Last update)
2011年08月29日 17時16分
質問
(Question)
血天井とはどのようなものか。また,どこにあるのか知りたい。
回答
(Answer)
血天井とは,慶長5年(1600)関ヶ原合戦の前哨戦で,鳥居元忠が守る伏見城が落城した際,鳥居元忠らが自刃した,血痕の残る廊下板を使って作られた天井のことです。
また,血天井のある所は主に寺院で,京都市東山区の養源院,北区の源光庵,正伝寺(しょうでんじ),左京区の宝泉院,右京区の天球院,宇治市の興聖寺,八幡市の神應寺(じんのうじ)などがあります。
【資料9】にすべての寺院の記載があります。
回答プロセス
(Answering process)
●『京都大事典』より血天井のある所は,正伝寺,宝泉院,養源院である。

●正伝寺,宝泉院,養源院から調べる。京都市北区,東山区,左京区にある寺院なので,『昭和京都名所図会』,『週刊京都を歩く』の洛北,洛東,『京の古寺あるき』を見る。
 また,『正伝寺』(p42,43)より,“京都市内で血天井と称している寺院”として,上記の3寺院以外に京都市北区の源光庵,宇治市の興聖寺が挙がっている。

●京都の歴史より,『京都・戦国武将の寺をゆく』p29に“血天井が残された京の寺”として,上記の5寺院以外に右京区妙心寺の塔頭天球院,八幡市の神應寺が挙がっている。

●血天井は,伏見城の遺構なので,伏見城からあたる。『豊臣秀吉の居城 聚楽第/伏見城編』第5章には,伏見城の遺構について説明がある。

<血天井の背景>
関ヶ原の戦いの直前,徳川家康は会津の上杉景勝討伐に向かう前に,鳥居元忠に伏見城の守備を命じた。しかし,家康の留守を狙って石田光成が兵を挙げ,小早川秀秋・島津義弘ら約4万の軍が総攻撃,わずか1800人で応戦した伏見城は落城した。
元忠と生き残りの兵士は伏見城廊下で自害し,この時の血の跡が残る床板を,供養として寺院の天井に使用した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
近畿地方  (216 8版)
寺院.僧職  (185 8版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】『京都大事典』 (佐和 隆研ほか編 淡交社 1984) p356,502,825,953
【資料2】『昭和京都名所図会 3 洛北』 (竹村 俊則著 駸々堂出版 1982) p133,288,300
【資料3】『昭和京都名所図会 1 洛東』 (竹村 俊則著 駸々堂出版 1980) p106,107
【資料4】『週刊京都を歩く No.25 東山』 (講談社 2003) p20 養源院
【資料5】『週刊京都を歩く No.37 紫野周辺』 (講談社 2004) p21 源光庵
【資料6】『週刊京都を歩く No.5 大原』 (講談社 2003) p16,17 宝泉院
【資料7】『京の古寺あるき』 (メディアユニオン編 有楽出版社 2007) p39,58-59,77,79
【資料8】『正伝寺』 (吉祥山正伝寺 1976) p42,43
【資料9】『京都・戦国武将の寺をゆく』 (津田 三郎著 サンライズ出版 2007) p29
【資料10】『豊臣秀吉の居城 聚楽第/伏見城編』 (桜井 成広著 日本城郭資料館出版会 1971) p376,380,391
キーワード
(Keywords)
血天井
伏見城
養源院
源光庵
正伝寺
宝泉院
天球院
興聖寺
神應寺
鳥居元忠
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000057547解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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