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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000057472
提供館
(Library)
岩手県立図書館 (2110044)管理番号
(Control number)
岩手-0026
事例作成日
(Creation date)
2009年7月24日登録日時
(Registration date)
2009年08月27日 16時55分更新日時
(Last update)
2010年10月27日 11時56分
質問
(Question)
アインシュタインと宮沢賢治とは何か接点があったのか。大正11年に来日したアインシュタインが仙台でも講演を行っているようだが。
回答
(Answer)
『〈新〉校本宮沢賢治全集 第16巻下〔1〕』〔参考資料1〕の年譜を確認したが、賢治がアインシュタインの講演を聴きに行ったという記述は確認できなかった。
『アインシュタインショック 2』〔参考資料3〕p.155には、“しかし、残念ながら、講演のため仙台まで北上したアインシュタインに、花巻の賢治が南下して出会うという期待は、空しい幻想にしかすぎないのである”“アインシュタインの日本訪問と賢治には直接的な結びつきは見られない”とあり、『宮沢賢治の美学』〔参考資料4〕p.45でも、“賢治が仙台、もしくは東京に出かけ、アインシュタインの講演を直接聴く機会はなかったようである”としている。

また、作品「ビジテリアン大祭」に「相対性学説」という言葉が出てくるほか、詩「〔北いっぱいの星ぞらに〕」の下書き稿裏面に「アインシュタイン先生/ルメートル、先生/普賢菩薩――白像」と書いたメモがある。
(参考:『宮沢賢治大事典』〔参考資料5〕 p.234~235「アインシュタイン」(渡部芳紀))


宮沢賢治のアインシュタイン受容や影響について論じたものとしては、次のような資料などがある。

・『宮沢賢治の美学』 押野武志/著 翰林書房 2000年
  p.44~54 「「銀河鉄道の夜」の四次元時空-賢治のアインシュタイン受容」
・『アインシュタインショック 2』 金子務/著 河出書房新社 1981年
  p.154~170 「宮沢賢治の四次元幻想」
・『宮沢賢治ハンドブック』 天沢退二郎/編 新書館 1996年
  p.12~13 「アインシュタイン」(金子務)
・『宮沢賢治・時空の旅人 文学が描いた相対性理論』 竹内薫・原田章夫/著 日経サイエンス社 1996年
・『アインシュタインと銀河鉄道の夜』 斎藤文一/著 新潮社 2001年
・『宮沢賢治の世界 銀河系を意識して』 斎藤文一/著 国文社 2003年
  p.42~56 「ミヤザワ四次元論(一)」「ミヤザワ四次元論(二)」
・『宮沢賢治『春と修羅』論』 奥山文幸/著 双文社出版 1997年
  p.41~66 「賢治と四次元-『春と修羅』・「序」の一前提」
・『ユリイカ 第26巻第4号(通巻345号)』 青土社 1994年
  p.170~185 「『春と修羅』序と四次元問題」(金子務)
  p.205~211 「宮沢賢治のアインシュタイン受容-植民地主義のなかの相対性理論」(押野武志)
・『宮沢賢治の文学と思想』 秋枝美保/著 朝文社 2006年
  p.211~280 「大正時代の科学思想 -「因果交流電燈」、「第四次延長」-」
  p.335~351 「一九二二年の賢治-パラダイム・チェンジ -『天業民報』の記事に沿って-」
・『第四次元の芸術』 谷川徹三/著 弘文堂 1950年
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本文学  (910 9版)
参考資料
(Reference materials)
〔参考資料1〕『〈新〉校本宮沢賢治全集 第16巻下〔1〕』 宮沢賢治/著 筑摩書房 2001年
〔参考資料2〕『アインシュタインショック 1』 金子務/著 河出書房新社 1981年 (p.257~262「アインシュタイン訪日日程表」)
〔参考資料3〕『アインシュタインショック 2』 金子務/著 河出書房新社 1981年
〔参考資料4〕『宮沢賢治の美学』 押野武志/著 翰林書房 2000年
〔参考資料5〕『宮沢賢治大事典』 渡部芳紀/編 勉誠出版 2007年
〔参考資料6〕『新宮沢賢治語彙辞典』 原子朗/著 東京書籍 2000年
〔参考資料7〕『アインシュタイン日本で相対論を語る』 アルバート・アインシュタイン/著 講談社 2001年
〔参考資料8〕『評伝 宮沢賢治』 境忠一/著 桜楓社 1968年 (p.436~440「宮沢賢治所蔵図書目録」)
〔参考資料9〕『宮沢賢治全集 第11巻 月報11 昭和32年2月』 筑摩書房 1957年 (p.1~3「賢治の読んだ本2」(小倉豊文))
国文学研究資料館 国文学論文目録データベース
http://base1.nijl.ac.jp/~ronbun/
キーワード
(Keywords)
宮沢賢治
アインシュタイン
相対性理論
四次元
第四次延長
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
岩手県立図書館ホームページ レファレンス事例データベース検索
「宮沢賢治とアインシュタインの接点について」
http://www.library.pref.iwate.jp/opac/wopc/pc/pages/ReferenceSearch.jsp?srv=

青空文庫「ビジテリアン大祭」(宮沢賢治)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card2589.html
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000057472解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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