レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/03/13
- 登録日時
- 2009/06/19 02:11
- 更新日時
- 2009/06/26 14:12
- 管理番号
- 埼熊-2009-004
- 質問
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未解決
台湾の詩人邱炳南(後の邱永漢)の詩、〈米街〉の読みを知りたい。〈米街〉は清代の台南の通り名で、現在は〈新美街〉と呼ばれている。米街と新美の読みは一緒。
- 回答
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読みがわかる活字資料は見つからなかった。ピンインをカタカナに直すサイトでは「ミィジェ」と読んでいる。
《どんと来い、中国語》(http://dokochina.com/ 2009/4/29最終確認)
以下の資料で参考になる読みがあり、あわせて紹介する。
『世界都市地図 3 台湾』(昭文社 2002) 地図索引の通り名で〈街〉は、「チィエ」
『〈最新〉地図で知る中国・東アジア 平凡社エリアアトラス』(稲畑耕一郎 平凡社 2000)
地名索引よりp171〈米易〉(べいえき・ミーイー)〈米脂〉(べいし・ミーチー)、p174〈ミーラン〉(米蘭)。
『台湾』(ブルーガイド・ワールド 1996) 地名の読みで「街」を「チィエ(jie)」。料理の読みで「米」を「ミー」。
- 回答プロセス
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質問館指定の以下の資料には〈米街〉の語なし。
『中国歴史地名辞典 4巻 米部』(科学書院) Mi。
『中国歴史地名大辞典』(凌雲書房)
『読史方輿紀要索引中国歴代地名要覧』(省心書房) 日本語読みで排列「米街」「新美街」なし。
以下の資料も調査したが、〈米街〉の語なし。
『中国歴史地図集 第8冊 清時期』(地図出版社)
『台湾事情 大正12年版、13年版』(台湾総督府 1923、1924)
『中国地図帳 付:中国地名表記便覧』(平凡社 1973)
『英漢対照 中国地名辞典 下』(鹿児島短期大学附属南日本文化研究所 1979)
『台湾五万分の一地図集成』(学生社 1982)
『大日本地名辞書 6 北海道 樺太 琉球 台湾』(吉田東伍 富山房 〔19--〕)
『近代アジア・アフリカ都市地図集成』(中川浩一 1996)
『近代中国都市地図集成』(地図資料編纂会 柏書房 1986)
『中国商工地図集成』(地図資料編纂会 柏書房 1992)
『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』(片倉佳史 戎光祥出版 2004)
『微熱の島台湾』(岸本葉子 凱風社 1996)
『台湾百科』(若林正丈 大修館書店 1993)
『台湾と日本・交流秘話 歴史・旅ガイド』(名越二荒之助 展転社 1996)
『台湾の旅 鉄道と温泉をたずねて』(市川潔 りくえつ 1979)
『台湾をゆく リージョナル・ブックス』(新潟県社会科教育研究会 1979)
『台湾風物誌』(春山行夫 生活社 1942)
『うるわしの島台湾ガイドブック』(雷樹水 台北 1978)
『台湾 宝島スーパーガイド・アジア5』(スーパーガイド・アジア編集部 JICC出版局 1989)
『カタログ台湾』(鷹書房 1979)
『臺灣懷舊 1895-1945 THE TAIWAN 絵はがきが語る50年』(松本曉美 台北市 1979)
『図説台湾の歴史』(周婉窈 平凡社 2007)
『台湾を知る』(国立編訳館 雄山閣出版 2000)
- 事前調査事項
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情報源:〈米街〉とは、清代の台南の通り名。現在は新美街。米街と新美の読みは一緒。
「岩波講座 日本文学史 別巻・総目次・年表・索引」では、「み」の項にあり。
「中日辞典」によると「米」は「mi」、「街」は「jie」。
「大日本地名辞典 8 北海道・樺太・琉球・台湾」には「米街」なし。
- NDC
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- アジア (292 9版)
- 音声.音韻.文字 (821 9版)
- 参考資料
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- 『世界都市地図 3 台湾』(昭文社 2002)
- 『〈最新〉地図で知る中国・東アジア 平凡社エリアアトラス』(平凡社 2000)
- 『台湾』(ブルーガイド・ワールド 1996)
- キーワード
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- 台南市-台湾-地名
- 邱 永漢(キュウ エイカン)
- 詩
- 中国語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000055807