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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000053677
提供館
(Library)
愛知学院大学図書館情報センター (3310067)管理番号
(Control number)
日進08S-17
事例作成日
(Creation date)
2009/02/02登録日時
(Registration date)
2009年04月09日 02時10分更新日時
(Last update)
2014年08月22日 15時43分
質問
(Question)
「葦原中国」とはどこのことか。「中国」があれば「上国」、「下国」というものはあるのだろうか。
回答
(Answer)
葦原中国(あしはらのなかつくに)→記紀の伝承において、この地上が高天原(たかまがはら)から見て
                       地下の黄泉国(よみのくに)との中間に位置しているために
                       つけられた神話上の名称。日本国の異称。
中国(なかつくに)→天上の高天原と地下の黄泉(よみ)の国との中間にある、現実の地上の世界。
上国、下国の記述は見つけられず。上国=高天原? 下国=黄泉?
回答プロセス
(Answering process)
※( )内は当館請求記号

どこのことか見当がつかなかったので百科事典を見る。

「葦原中国」でひく。『世界大百科事典  第1巻』(031/043/1)、『日本大百科全書 1』(031/014/1)や『日本国語大辞典 第1巻』(813.1/0113/1)を見ると『古事記』や『日本書紀』に出てくるとあった。
次に参考図書の棚で文学の地名事典を探す。
『日本文学地名大辞典 上巻(散文編)』(910.3/0201/1)には、「葦原中国」の記述あり。「上国」と「下国」についての記述なし。
自館OPACで「地名」「事典」と検索する。
『幻想地名事典』(388/047)に「葦原中国」の記述あり。「上国」と「下国」の記述なし。
OPACで「葦原」と検索。

『葦原中つ国の世紀ー日本古代史解明の手引ー』(210.3/0852)も参照。
「上国」と「下国」についての記述が見つけられず、調査終了。
(→備考参照)

後日、別件の調査時に記述を見つける。
『縮刷版 神道事典』(170.3/029名公)p.378によると、「中国の中は、高天原を上、黄泉国を下とした世界観に基づき、その中間にある現実の世界(国)を指すものである。」とある。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 7版)
日本文学  (910 7版)
参考資料
(Reference materials)
『世界大百科事典 第1巻』平凡社/2007/(031/043/1) p.224 (AJ94371496)
『日本大百科全書 1』小学館/1984/(031/014/1) p.301 (AJ94058672)
『日本国語大辞典 第1巻』日本国語大辞典第二版編集委員会,小学館国語辞典編集部編/小学館/2000/(813.1/0113/1) p.324 (AJ94257992)
『日本文学地名大辞典 上巻(散文編)』井上辰雄監修/遊子館/2003/(910.3/0201/1) p.24 (AJ94300370)
『幻想地名事典』桂令夫[ほか]著/新紀元社/2006/(388/047) p.260 (AJ94333627)
『葦原中つ国の世紀ー日本古代史解明の手引ー』荒井登志夫著/歴研/2005/(210.3/0852) (AJ94324531)
『神道事典』国学院大学日本文化研究所編/弘文堂/1994/(170.3/025) p.378,390,396 (AJ94155346)
『広辞苑』新村出編/岩波書店/1955/(813/68) p.2206 (AJ88056092)
『日本の神様を知る事典』日本文芸社/1986/(172/03) p.23 (AJ94008962)
『神道事典』國學院大學日本文化研究所編/縮刷版/弘文堂/1999/(170.3/029/名公) p.378 (AJ94238348)
キーワード
(Keywords)
葦原
中国
上国
下国
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
2010/10/27近畿大学様より下記の情報をいただきました(2010/11/09追記)

國史大辭典 / 国史大辞典編集委員会編 第1巻 吉川弘文館 , 1979
ISBN:4642005013 (愛院大請求番号210/0298/1)
p.190
葦原中国 あしはらのなかつくに
「『古事記』『日本書紀』にあらわれる日本国土の神話的な別称。豊葦原中国(『日本書紀』神代)ともいう。初出は『古事記』神代、黄泉比良坂段であるが、海神の宮段に、海神の国からみてこの国を「上つ国」と呼んでいる点からすると、上は高天原(天上界)に、下は黄泉国(幽界)や海原(海神の国)に対するその中間の国の意味がある。また神勅段に「豊葦原之千秋長五百秋之水穂国は我が御子正勝吾勝勝速日天忍穂耳命の知らさむ国と言よさしたまひて天降したまひき」(原漢字)とあるあとに「此の葦原中国は」と、上と同義に使用しているので、その美称性も認められる。(以下略)」
また、CiNii、JAIROでの検索により、下記の関連論文が一般公開されていました。
CiNii  http://ci.nii.ac.jp/  (2010/10/27確認)
JAIRO  http://jairo.nii.ac.jp/  (2010/10/27確認)
「高天原」と「葦原中国」 : 姉と弟の物語(国岡彬一教授追悼号)
國府田紫
日本文學 98, 33-49, 2002-09-30
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007184981  (2010/10/27確認)
http://opac.library.twcu.ac.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00005131  (2010/10/27確認)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
司書講習生
登録番号
(Registration number)
1000053677解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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