レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/08/27
- 登録日時
- 2008/06/16 02:10
- 更新日時
- 2008/06/23 12:27
- 管理番号
- 10-2C-200708-02
- 質問
-
解決
江戸時代末期のお金の数え方で、銀貨を分(フン)金貨を分(ブ)と読み分けて区別していたと聞いたことがある。それについて詳しく知りたい。
- 回答
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「古銭語事典」(国書刊行会)p.302「分」の項によると、『慣用音として「分」を「ぶ」と読むときは一両の4分の1、一朱の4倍を示す。金一両は銀六十匁に当たるので、一両の4分の1の銀一分(ぶ)は銀十五匁に当たる。「分」を「ふん」と読むときは、銀一匁(そう)の10分の1、一りの10倍のことである。銀六十匁が金一両に当たるので、銀一分(ぷん)は一両の600分の1である。』とあり。
厳密に言うと金貨・銀貨で読み方を分けていたわけではないようだが、読み方によって金額は変わっている。
以上をお伝えした。
- 回答プロセス
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レファレンス協同データベースシステムで、「分」×「貨幣」で検索してヒットした事例「江戸時代の貨幣「ナンリョウイッペン」の「ヘン」とは何をあらわすのか。」(栃木県立図書館の事例)に紹介されていた「古銭語事典」を参照。
下記の資料は内容を確認したが、関連する記載はなし。
「江戸の銭と庶民の暮らし」同成社,2003年(当館書誌ID:0010579738)ISBN 4-88621-275-1
「図解単位の歴史辞典」柏書房,1989年(当館書誌ID:0000164324)ISBN 4-7601-0512-3
「江戸の貨幣物語」東洋経済新報社,1996年(当館書誌ID:0000523701)ISBN 4-492-37082-X
「日本のお金」大蔵省印刷局,1994年(当館書誌ID:0000401965)
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史補助学 (202 9版)
- 参考資料
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「古銭語事典」改訂増補 国書刊行会,1997.1 1978年刊 (当館書誌ID:0000657054) ISBN 4-336-03907-0
レファレンス協同データベース(https://crd.ndl.go.jp/jp/public/ 2008.6.15確認)
「国史大辞典 12」 吉川弘文館,1991(当館書誌ID:0000146233)ISBN 4-642-00512-9
「日本国語大辞典 第11巻」小学館,2001(当館書誌ID:0010174542)ISBN 4-09-521011-7
「丸善単位の辞典」 丸善,2002(当館書誌ID:0010270546)ISBN 4-621-04989-5
「度量衡の事典」 同成社,2006(当館書誌ID:0011178109)ISBN 4-88621-341-3
「日本の通貨」アカデミー : 日本新聞連盟(発売),1997(当館書誌ID:0000618896)
「貨幣 日本史小百科」東京堂出版,1999(当館書誌ID:0000721303)ISBN 4-490-20353-5
「江戸の銭と庶民の暮らし」同成社,2003(当館書誌ID:0010579738)ISBN 4-88621-275-1
「図解単位の歴史辞典」柏書房,1989(当館書誌ID:0000164324)ISBN 4-7601-0512-3
「江戸の貨幣物語」東洋経済新報社,1996(当館書誌ID:0000523701)ISBN 4-492-37082-X
「日本のお金」大蔵省印刷局,1994(当館書誌ID:0000401965)
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「古銭語事典」改訂増補 国書刊行会,1997.1 1978年刊 (当館書誌ID:0000657054) ISBN 4-336-03907-0
- キーワード
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- 分
- 通貨
- 江戸時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000044924