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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000039537
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
OSPR07080003
事例作成日
(Creation date)
2007年8月22日登録日時
(Registration date)
2007年11月19日 02時10分更新日時
(Last update)
2008年08月26日 10時58分
質問
(Question)
むしろあみ機の使い方が載っている資料を探しています。
回答
(Answer)
 むしろあみ機は、「莚織機」「莚機(むしろばた)」「織莚機」などとも呼ばれ、基本的な原理は織物の機(はた)と類似したもののようです。また、完全に手作業で編んでいくものと、足踏み式のもの、動力で動かすものがあります。
 これらの使い方について、以下の資料に記載されていました。

(1)『よくわかる農業機械:わら加工機 カツター チヨツパー』(江崎春雄:著 近代農業社1958年 個人貸出可)
p37-45「第5章 むしろ織機」
「普通型むしろ織機」(人力足踏式)及び「回転型むしろ織機」(足踏用及び動力用)の構造、使い方が記載されています。

(2)『技術必携農機具綜典』(中村忠次郎:著 朝倉書店 1954年 個人貸出不可)
p618-624「第4章 製莚機」
動力用自動製莚機及び人力用足踏製莚機の構造、使用法が記載されています。

(3)『手工教育農業教育藁細工』(小泉吉兵衛、堀卯三郎:共著 目黒書店 1918年 個人貸出不可)
p70~81「第3章 織物」
機械式ではないむしろおり機を使った莚の織り方が書かれています。端の始末の仕方など、当館の資料の中では最も詳しく記述されていますが、1918年出版の資料ですので、旧仮名遣いで書かれており、読みにくいかも知れません。

 いずれの資料も、出版当時農業に従事されていた方を読者に想定されていますので、現代の利用者が読まれて、実際に莚が作成できるのかどうか心もとないのですが、当館の所蔵資料では、これ以外にむしろあみ機を用いた筵の作成について詳しく記載されたものを見つけることはできませんでした。

 ご参考までに、大阪府内の民俗博物館をご紹介します(『全国民俗博物館総覧』(観光資源保護財団:編 柏書房 1977年 請求記号380.3/8 個人・協力貸出不可)より)。
・財団法人日本工芸館
http://www.nihon-kogeikan.or.jp/index.html
・小谷城郷土館
http://www.city.sakai.osaka.jp/kyoiku/_syougai/_kyouiku/bunkazai/kotanijyo.html

 なお、莚の作成を体験できる施設がいくつかあるようですので、そういったところに説明資料などがないか問い合わせるのも一つの方法かと思います。Googleで「むしろ編み体験」などのキーワードで検索しますと、いくつかヒットします。

 調査したものの、むしろあみ機の使い方については掲載されていなかった資料は以下のとおりです。
『農具(ものと人間の文化史)』(飯沼二郎,堀尾尚志/著 法政大学出版局 1976 請求記号210.1/8)
『藁(ものと人間の文化史)』(宮崎清/著 法政大学出版局 1985 請求記号210.1/8)
『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』(大舘勝治、宮本八惠子/著 柏書房 2004 請求記号382.1/520N)
『民具の博物誌』(岩井宏実/著 河出書房新社 1990 請求記号 383.9/11N)
『百姓絵日記:明治の農業風俗(常民叢書11)』(渡辺清/絵と文 日本経済評論社 1983 請求記号578/495#)
『民族学からみた日本:岡正雄教授古稀記念論文集』(論文集刊行委員会/編 河出書房新社 1970 請求記号560.5/169)
『図説藁の文化』(宮崎清/著 法政大学出版局 1995 請求記号583.9/1N)
『近代藺莚業の展開(岡山近代史研究叢書 第2輯)』(神立春樹/著 御茶の水書房 2000 請求記号583.9/5N)
『図解畳技術宝典』(樫村長次/著 理工学社 1979 請求記号595/449#)
『農機具名鑑』(近代農業社 1952 請求記号610/K2/1)
『日本農書全集 26 農業図絵』(農山漁村文化協会 1983 請求記号610.8/3)
『農具の歴史(日本歴史新書)』(鋳方貞亮/著 至文堂 1965 請求記号614.8/25N)
『日本農耕具史の基礎的研究(日本史研究叢刊4)』(河野通明/著 和泉書院 1994 請求記号614.8/17N)
『雪国の農具と民具』(平田貞雄/著 無明舎出版 2000 請求記号614.8/28N)
『とよなかの農道具』( 社会教育課文化財保護係/編集  豊中市教育委員会 1996 請求記号614.8/27N)
『郷土の農具・民具資料集』(大阪府農林技術センター 1973 請求記号614.8/39N)
『写真でみる農具民具』(農林水産技術会議事務局/編集 農林統計協会 1988 請求記号614.8/15)
『農機具利用の実際』(田伏三作/著 産業図書 1949 請求記号827/65#)
『三島郡縄綯莚織競技会要録』(大阪府 1926 請求記号812/251# ※中之島図書館所蔵)
『農用機具 作業機具篇』(広部達三/著 西ケ原刊行会 1930 請求記号827/35#)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
百科事典(小学館、平凡社、ブリタニカ)、6門「田んぼの学校」、農業関係の本も見ましたが、当館にはむしろ関係はまったく無し。5門、伝統工芸関係、こちらもむしろの類はなし。3門、民具の本、「昭和すぐれもの図鑑」「たたみのはなし」「図録民具入門事典」「大正昭和くらしの博物誌」「図録民具の博物誌」など見てみましたが、写真や絵が一枚ずつあるくらいでまったく分かりません。
NDC
農業工学  (614 8版)
参考資料
(Reference materials)
『よくわかる農業機械:わら加工機 カツター チヨツパー』(江崎春雄:著 近代農業社 1958年)(ページ:p37-45) (資料番号:1512736099,請求記号:827/93#)
『技術必携農機具綜典』(中村忠次郎:著 朝倉書店 1954年)(ページ:p618-624) (資料番号:1512735984,請求記号:827/79#)
『手工教育農業教育藁細工』(小泉吉兵衛、堀卯三郎:共著 目黒書店 1918年)(ページ:p70-81) (資料番号:1513962041,請求記号:783/123#)
キーワード
(Keywords)
莚織機
莚機
織莚機
農具
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000039537解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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