レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/02/21
- 登録日時
- 2007/09/13 02:13
- 更新日時
- 2024/03/30 00:31
- 管理番号
- M07022117558185
- 質問
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岡山県にある若山牧水の歌碑について知りたい。
- 回答
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『岡山の文学碑』によれば阿哲郡哲西町二本松(現新見市)内に「幾山河 こえさりゆかば さびしさの はてなむ国ぞ けふも旅ゆく」の句碑があるとする。同書によれば建立は1964(昭和34)年で、有本芳水によって句の来歴が「明治四十年夏若山牧水備中備後の国境を越えんとして二本松峠にてこの作あり」と刻まれている。建碑10周年には喜志子夫人の歌碑も建立されている。若山牧水がこの地に至った経緯については同書の他、『岡山文学風土記』『取材旅行』に詳しい。それらによれば若山牧水は早稲田大学時代に岡山出身の有本芳水と交流があり、それが縁で郷里宮崎に帰省する際、岡山から中国山地づたいに下関へ抜け、その時に上記の句を詠んだ旨が記されている。『ゼンリン住宅地図 新見市№2』によれば歌碑周辺は現在牧水二本松公園となっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 山本遺太郎『岡山の文学碑 岡山文庫6』日本文教出版,1965.大岩徳二『岡山文学風土記 岡山文庫33』日本文教出版,1970.井伏鱒二『井伏鱒二自選全集 第11巻』新潮社,1986.ゼンリン『ゼンリン住宅地図 OKAYAMA 新見市№2』ゼンリン,2005.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2007022117562458185
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000037455