レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/02/21
- 登録日時
- 2007/09/13 02:11
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M07022111258151
- 質問
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アミについて知りたい。
- 回答
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『岡山県大百科事典』によればアミの項に「ニホンイサザアミ」「アキアミ」とあり、ニホンイサザアミについては体長13㎜で「汽水域に多いアミで佃煮や餌料の原料にされる」とし、アキアミは体長4㎝で、「塩辛にし、名産の土産品としてよろこばれている」とある。『岡山今昔記』『おかやま庶民史 目で聞く話』によれば、岡山での歴史は古く、平安末期の西行法師による『山家集』にアミの記述があるとする。同書では児島湾周辺で樫木網漁や四つ手網漁で水揚げされていたとする。『味の風土記』によれば「アミ漁も児島湾が干拓され、漁場がせばまるとしだいに少なくなった」としている。料理の種類としては『聞き書 岡山の食事』などによれば、前述の塩辛(別名:漬けあみ)の他、あみと大根の煮もの、あみのぬかいり、あみの生食い、アミ茶漬けが挙げられている。なお『デジタル岡山大百科』の「県民提供情報」には「岡山のアミ」というコンテンツがあり、アミの歴史や現在水揚げの中心が牛窓に移っていることやレシピが掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 岡長平『岡山今昔記』中国民報社,1935.岡長平『おかやま庶民史 目で聞く話』日本文教出版,1960.山陽新聞社『〈瀬戸内・吉備路〉味の風土記』山陽新聞社,1973.岡山県大百科事典編集委員会編『岡山県大百科事典 上巻』山陽新聞社,1979.「日本の食生活全集 岡山」編集委員会『聞き書 岡山の食事』農山漁村文化協会,1985.岡長平『岡山の味風土記 岡山文庫121』日本文教出版,1986.「岡山のアミ」(『デジタル岡山大百科』「県民提供情報」2007年2月21日現在)http://djv.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/kenmin/2006koza/okayamanoami/ami-index.htm
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2007022111235858151
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000037433