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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000035093
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼浦-2006-267
事例作成日
(Creation date)
2006/11/16登録日時
(Registration date)
2007年05月25日 02時10分更新日時
(Last update)
2007年06月17日 11時11分
質問
(Question)
谷崎潤一郎が源氏物語を訳した時に、自ら削除した部分があるらしい。何を削除したのか知りたい。
2006年夏頃の『朝日新聞』の記事で知った。
回答
(Answer)
所蔵資料で削除された部分すべてについて書かれたものは見つからなかった。
傾向(○○の巻に多い等)の記されたものとして次の資料を紹介。
①『偲ぶ草-ジャーナリスト六十年』p43-50「谷崎源氏」出版の秘録に「藤壺と光源氏の情事関係は削除した」とあるが具体的な削除箇所の記述はなし。
②『現代文学と古典』「谷崎潤一郎と源氏物語」に藤壺と源氏の対面、密通、帝の子として冷泉院が通うくだりがカットされたとある。
③『谷崎潤一郎』(日本古典文学資料刊行会 有精堂)「谷崎の源氏」に「藤壺事件」の復元について触れている。新訳と旧訳の比較。
④「古典世界への志向-「潤一郎訳源氏物語」をめぐって二、三」(『国文学 23(10)』削除した事実と削除された部分が後年「藤壺」と題して発表された(「中央公論文芸特集 1号(昭和24.10)」所蔵なし)ことがわかる。
削除があった旧訳と戦後の新訳、新々訳を所蔵しているので、見比べることができる。
「物語研究 第6号」(埼玉大)の西野厚志氏の論文「ポロメオの結び目をほどく-新資料から見る「谷崎源氏」」でこの件について述べているようである。
以上を回答する。
回答プロセス
(Answering process)
《聞蔵Ⅱビジュアル》(朝日新聞記事データベース)から2つの記事を参考に資料を調査する。
Ⅰ 2006年5月31日朝刊p28「不敬文学と呼ばれた時代-源氏物語、あちこちと「削ル」山田孝雄の蔵書に校閲の跡=訂正あり」
 谷崎源氏の削除案と思われる資料は山田孝雄文庫として富山市立図書館で所蔵している。『定本源氏物語新解』(明治書院)の中に赤で書き込みがしてある。戦後に訳したものと区別して「旧訳」と呼ばれている。
 「賢木」と「薄雲」の巻、太政天皇に係る部分に多いと記述あり。「物語研究 第6号」に西野厚志の論文があることがわかるが、未所蔵(埼玉大にあり)。
Ⅱ 2006年6月12日夕刊 p13「(単眼複眼)「削ル」が伝える重さ『谷崎源氏』の編集者回想記」
 記事中にあった関連資料(回答①)を調査する。
《NDL-OPAC(雑索)》<谷崎 & 源氏>の検索結果より以下の4冊を調査
 「谷崎潤一郎と源氏物語」(『国文学 66(6)』)手がかりなし。
 「谷崎訳源氏物語」(『国文学 48(8)』)手がかりなし。
 「古典世界への志向」(回答④)
 「谷崎文学と源氏物語」(『中央公論 71(6)』)手がかりなし。
《NDL-OPAC》<谷崎 & 源氏>検索結果より以下の3冊を調査
 『現代文学と古典』(回答②)
 『谷崎潤一郎研究』手がかりなし。
 『谷崎潤一郎』(日本文学研究資料刊行会 有精堂)(回答③)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
小説.物語  (913 9版)
参考資料
(Reference materials)
『偲ぶ草-ジャーナリスト六十年』
『現代文学と古典』
『谷崎潤一郎』(日本古典文学資料刊行会 有精堂)
『国文学 23(10)』
キーワード
(Keywords)
源氏物語
谷崎 潤一郎(タニザキ ジュンイチロウ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000035093解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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