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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000034862
提供館
(Library)
岐阜県図書館 (2110001)管理番号
(Control number)
岐県図-0823
事例作成日
(Creation date)
2007年03月10日登録日時
(Registration date)
2007年05月06日 16時38分更新日時
(Last update)
2007年05月06日 16時38分
質問
(Question)
「美濃を制するものは天下を制する」という言葉について。斎藤道三の言葉とも織田信長の言葉ともされているが、史料に記されているものがあるのか。
回答
(Answer)
1 司馬遼太郎『国盗り物語』で使用され、有名になった言葉と考えられる。同著者『新史太閤記』にも墨俣一夜城のくだりで同趣旨の言葉が出ている。

2 墨俣一夜城関係の資料を調査。『墨俣一夜城築城資料』(墨俣町,1978 郷土:2364.4/ス)に収録されている「永禄墨俣記」に類似の記述がある。兵法にかなった墨俣攻めの要諦を述べるという形式で、以下のとおり。

一、墨俣の地糧食足れり 兵糧は掠めて取る可し 墨俣を取るは美濃を取る事なり。織田上総殿美濃を治するは天下への道なり 然れども墨俣死地也死地亦生地也

 ただし、この史料は昭和34年の伊勢湾台風の際に江南市の土蔵から見つかったとされる「前野家文書」の一部で、偽書の説もある。また、司馬遼太郎の『国盗り物語』執筆は『墨俣一夜城築城資料』の刊行前(昭和38~41年)なので、この史料が典拠であることは考えにくい。
 なお、「前野家文書」の主要部分は、中心史料の『武功夜話』のタイトルで刊行されている(新人物往来社,1987)が、こちらには「永禄墨俣記」は収録されていない(収録されている「永禄州俣記」とは別物)。

3 その他『信長公記』『甫庵太閤記』『美濃明細記』『新撰美濃志』などの資料や、歴史事典、名言事典の類も調査したが、質問の言葉やその解説は見つけられなかった。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
中部地方  (215 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
『武功夜話』の偽書説については、藤本政行・鈴木慎也『偽書『武功夜話』の研究』(洋泉社,2002)を参照。
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
団体
登録番号
(Registration number)
1000034862解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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