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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000034056
提供館
(Library)
香川県立図書館 (2110006)管理番号
(Control number)
7088
事例作成日
(Creation date)
2007年03月22日登録日時
(Registration date)
2007年03月22日 14時20分更新日時
(Last update)
2016年08月28日 16時25分
質問
(Question)
図書館で、複数の著者の論文が載っている本から、一つの論文を全部コピーできるか?
回答
(Answer)
(1)次のような所蔵あり。

 ・図書館活動と著作権Q&A 日本図書館協会著作権問題委員会/編著 日本図書館協会 2000.6(0150/ N1/ 4 )

   ※p.19 「Q.24 初め定期刊行物に掲載されたものが、後日図書で発行された場合、その資料の全部分の複写ができますか。」

 ・図書館サービスと著作権 改訂第3版 図書館員選書 日本図書館協会著作権委員会/編 日本図書館協会 2007.5(0108/T5/1-10D)

    ※「3.1 図書館等の複製(法31条)の規定」「(5)複写の範囲が著作物の一部分であること」の中の「b.複数の作品・論文から構成される単行書」の項
     p.104に「多摩市立図書館事件判決」について次の記述がある。

       「・・・また、同判決により引用されている文化庁の解釈においても、「各項目、論文毎に著作権が明示されている以上は、それぞれの項目、論文を一著作物単位と判断するのが妥当である」とされています。・・・」

    ※p.258-261「B.7 多摩市立図書館事件判決」あり。

(2)インターネットで次の情報を確認。

 ・大学図書館における著作権問題Q&A(第8版) 国公私立大学図書館協力委員会、大学図書館著作権検討委員会 2012.3.23
    http://www.janul.jp/j/documents/coop/copyrightQA_v8.pdf

     ※p.8に次の記述あり。
「Q16:記念論文集や事典類など、定期刊行物ではないが入手困難な資料に掲載されている論文や記事の全部を複写することはできないのでしょうか。
A: 法31 条1 項1 号によって著作物の全部を複写できるのは相当期間を経過した定期刊行物だけであり、不定期に発行される論文集や単行図書としての論文集に掲載されている論文のすべてを複写する場合には、著作権者の許諾が必要です。いわゆる「多摩市立図書館複写請求事件」の判決(平成6(行ウ)178、平成7(行コ)63)においても、事典の1 項目すべてのコピーを求めた市民の訴えが退けられています。」

 ・最高裁HPの多摩市立図書館事件判決のPDF 
    http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/A78B418D57307DB549256A7600272B97.pdf

(関連新聞記事)

・朝日新聞 2012年09月25日 夕刊
  「(窓・論説委員室から)著作権法31条(村山正司)」
    ※次のような内容を含む記事
       ・国立国会図書館で、複数の著者が論文を寄せた本から、一つの論文を全部コピーしようとして断られるのをしばしば目にする。
       ・同じような論文のコピーが、大学紀要や学術雑誌が可で論文集は不可なのは理解しにくい。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
図書館奉仕.図書館活動  (015)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
図書館奉仕
複写
著作権
不定期に発行される論文集や単行図書としての論文集
相当期間を経過した定期刊行物
図書館等の複製(法31条)の規定
複写の範囲が著作物の一部分であること
複数の作品・論文から構成される単行書
「多摩市立図書館複写請求事件」の判決(平成6(行ウ)178、平成7(行コ)63)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
国立国会図書館レファレンス協同データベース事業事務局
備考
(Notes)
著作権関係事例

国立国会図書館レファレンス協同データベース事業事務局様より、次のコメントをいただいた。(2013/8/15)

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ご参考までに、
・著作権情報センターHPの「Q&A」「Q4 複写サービスができる「著作物の一部分」とはどの範囲でしょうか?」にも言及があります。
http://www.cric.or.jp/qa/cs03/index.html

・『図書館サービスと著作権』には、多摩市立図書館事件判決の抜粋が掲載されていますので、そちらもご案内いただいてもよいかと思いました。

・最高裁HPの多摩市立図書館事件判決のPDFもご紹介されてもよいかもしれません。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/A78B418D57307DB549256A7600272B97.pdf


・著作権判例百選(第三版)の多摩市立図書館複写拒否事件判決の解説記事(黒澤節男先生ご執筆)も、紹介してもよいかと思います。

※加戸逐条、著作権なるほど質問箱、著作権テキスト平成25年版のような文化庁系の情報源には不思議とこの部分についての詳しい解説がなかったのですが、不思議ですね…。

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調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000034056解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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