レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年3月1日
- 登録日時
- 2007/02/25 17:30
- 更新日時
- 2012/12/26 16:18
- 管理番号
- 北九-2006-0052
- 質問
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解決
子どもの名前に「美」という漢字を使いたいと思っています。意味や成り立ちが載っている資料はありますか。
- 回答
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「美」を『大漢和辞典』で調べると「うまい、うつくしい、うるわしい、めでたい、めでたいもの」などの解説が載っています。
『常用字解』は「美」の字の成り立ちを次のように解説しています。「羊の全形。羊は羊の上半身を前から見た形であるが羊の後ろ足まで加えて上から見た形が美である。(中略)成熟した羊の美しさを美といい、のちすべて『うつくしい』の意味に用いる」
『新大字典』は、「美」は羊と大から成っており、味の甘いことで、転じて、よい・このましい・うつくしいなどの字義があると説明しています。
漢字「美」が持つこのような意味から、子どもの名前によくつけられるのでしょう。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『大漢和辞典』巻9修訂版 諸橋轍次著 大修館書店 1985年 (57頁) (813.2/モ/9)
- 『常用字解』 白川静著 平凡社 2003年 (537頁) (811.2/シ)
- 『講談社新大字典』特装版 上田万年ほか共編 講談社 1993年 (1847頁) (813.2/コ)
- 『角川大字源』尾崎雄二郎ほか編 角川書店 1992年 (1411頁) (813.2/カ)
- 『暮らしのことば語源辞典』山口佳紀編 講談社 1998年 (96頁) (812/ヤ)
- キーワード
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- 美
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000033562