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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000032239
提供館
(Library)
神奈川県立図書館 (2110018)管理番号
(Control number)
相-060009
事例作成日
(Creation date)
2006/10/23登録日時
(Registration date)
2006年12月08日 02時12分更新日時
(Last update)
2006年12月08日 13時37分
質問
(Question)
文明開化の横浜の、特に庶民の生活に興味を持っています。
明治の頃に「馬鹿の番付」というのがあったそうで、落語などで1つ2つ引用されていますが、一度全部を見てみたいと思って、資料を探していますが、見つかりません。
「馬鹿の番付」を掲載している資料、本を教えてください。
回答
(Answer)
「二つの『馬鹿の番附』」(※1)によると、「馬鹿の番付(番附)」は『馬鹿の番附』と『新撰 馬鹿の番附』2種類あるとのことです。(それで全部だとは書いていません)
当館所蔵資料では、『番付集成 下』(※2)、「二つの『馬鹿の番附』」、『社会経済論』(※3)、『明治文化全集別巻 明治事物起原』(※4)(※5)で見ることが出来ます。ただし、「二つの『馬鹿の番附』」のほうは印刷状態が悪く、読みにくいかと思います。
また、当館には所蔵していませんが、『ビジュアル日本の歴史2004/11/30発売号 (第45号)』(※6)の目次には「~嗚呼、西洋かぶれランキング~馬鹿の番附」とあります。(  http://www.fujisan.co.jp/Product/1281680519/b/73145/  )
「二つの『馬鹿の番附』」の紙面では、その両方が写真で掲載されていますが、すでに書いたとおり、不鮮明です。
一方、『番付集成 下』には、そのうちの一つ『新撰 馬鹿の番附』のみ掲載されていますが、内容は鮮明に読み取れます。
『社会経済論』『明治文化全集別巻 明治事物起原』はともに『新撰 馬鹿の番附』のみ掲載ですが、『番付集成 下』と比べると鮮明度が落ちます。
『ビジュアル日本の歴史』は所蔵しておりませんので、内容はわかりません。
なお、『馬鹿の番附』と『新撰 馬鹿の番附』(あるいはその他の版)を見分けるため、東西大関のみ、「二つの『馬鹿の番附』」本文より引用いたします。(横綱はありません)
『馬鹿の番附』
東 外国人を婦に持通弁雇ひ入れの月給にて身代潰す洋学者
西 夷人を女房に持男女同権と威張られて困って居る洋行生徒
『新撰 馬鹿の番附』
東 米穀を食ずしてパンを好む日本人
西 国産の種油魚油を捨て舶来の石炭油を用いる人
補足情報ですが、「二つの『馬鹿の番附』」によると、『馬鹿の番附』は「記名はないが明治初年の奇僧佐田介石が編集したものと云われている」とのことです。『明治文化全集別巻 明治事物起原』でも佐田介石の編とされています。
「二つの『馬鹿の番附』」は『素人学者の古書探求』(※7)にも収録されていますが、こちらは『馬鹿の番附』の写真は掲載されていません。ただ、本文にある、内容についての若干の解説は読めます。(雑誌掲載のほうでも読めます)
※1~7は参考文献参照
回答プロセス
(Answering process)
「馬鹿の番付」がなんなのか分からなかったので、インターネットで検索。
いくつか「番付」に取り上げられた例があったものの、番付のすべては載っていなかった。
当館の所蔵を「番付」で検索すると『番付集成』(上下巻)がヒット。下巻に『馬鹿の番附』が掲載されていた。
しかし、その番付には、インターネットで検索したときに出てきた事例が一つもなかった。
他にも番付がないかと調査を続行。
国立国会図書館のNDL-OPACで「馬鹿の番付」と入れて図書・雑誌を検索するもヒットなし。
雑誌記事索引で「二つの『馬鹿の番附』」、「「馬鹿の番付表」の大関」の2件がヒット
そのうち、「二つの『馬鹿の番附』」で、2種類の番付がこと、編者らしき人物の情報、掲載されている資料がわかり、また「番附」の表記もわかった。
それをもとに当館所蔵資料から『社会経済論』、『明治文化全集別巻 明治事物起原』をみつけた。
また"馬鹿の番附"の表記でインターネット検索し、『ビジュアル日本の歴史2004/11/30発売号 (第45号)』の情報を見つけた(あいにく当館に所蔵はなかったが)
当館で調べられたのはここまでだったが、インターネット検索中にみつけた「自転車にて大怪我いたし、釣り台に載せられて帰る人」(  http://homepage2.nifty.com/ToDo/cate4/jitensya.htm  )というものが、『馬鹿の番附』と『新撰 馬鹿の番附』のどちらにも見当たらなかった。他にも「ランプにて三度も五度も家を焼き  又もこりずに石油たく人」(  http://www.tfd.metro.tokyo.jp/libr/qa/qa_37.htm  )は、似たものが掲載されているが全く同じではない(掲載されているのは5・7・5・7・7になっていない)などがあり、この情報が正しければであるが、まだ、別種(別版?)の番付があるように思われる。
コメントよろしくお願いします。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
※1「二つの『馬鹿の番附』」橋本万平著 掲載は『日本古書通信』昭和55年10月号(45巻10号) 日本古書通信社 <Z02305/8>
※2『番付集成 下』林英夫、芳賀登 共編 柏書房 1973年<031.5/8/2>
※3『社会経済論』明治文化叢書 佐田介石著 本庄栄治郎解題 日本評論社 1941 <331.3/38>
※4『明治文化全集別巻 明治事物起原』石井研堂著 日本評論社 1969年<081.6/23/29>
※5『増訂明治事物起源』石井研堂著 春陽堂 1926年 ほか、いくつかの版違いあり(当館未所蔵)
(注)※4、※5の原と源は原文ママです
※6『ビジュアル日本の歴史2004/11/30発売号 (第45号)』デアゴスティーニ・ジャパン(当館未所蔵)
※7『素人学者の古書探求』橋本万平著 東京堂出版 1992年<020.4AA 158>
<>内は当館請求記号
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000032239解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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