レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001/10/03
- 登録日時
- 2006/08/09 02:11
- 更新日時
- 2009/01/29 14:08
- 管理番号
- 埼浦-2001-048
- 質問
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解決
「[金契](「金」偏に「契」)而不舎」という言葉の意味と出典を知りたい。中国の教授からもらった掛け軸に書いてある。
- 回答
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読み下しは[金契](きざ)みかけて舎(を)かざれば。意味は「刻みかけて中途でやめなければ」。出典は『荀子』の「勧学編」(『全釈漢文大系 7 荀子・上』)による。
- 回答プロセス
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『大漢和辞典 11』[金契]の項に、字句が少々異なるが「[金契]而舎之」の用例があり、「刻んで中途で捨てておくこと」という意味と、「荀子、勧学」の出典が記載されている。
『全釈漢文大系 7 荀子・上』の「勧学編」で質問の字句を確認する。
なお、『荀子の思想』や『世界古典文学全集 19 諸子百家』等、他の荀子関係資料にも読み下しや日本語訳があり。
- 事前調査事項
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調査済資料:「中国名言辞典」「漢詩漢文名言辞典」等
- NDC
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- 先秦思想.諸子百家 (124 9版)
- 詩歌.韻文.詩文 (921 9版)
- 参考資料
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- 『大漢和辞典 11』
- 『全釈漢文大系 7 荀子・上』(全釈漢文大系刊行会 集英社 1983)
- 『荀子の思想 自然・主宰の両天道観と性朴説』(児玉六郎 風間書房 1992)
- 『世界古典文学全集 19 諸子百家』(筑摩書房 1982)
- キーワード
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- 荀子(ジュンシ)-中国-諸子百家
- 漢文-中国語-語彙
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000029949