レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2006/05/11 10:59
- 更新日時
- 2015/07/06 17:08
- 管理番号
- 0110301052
- 質問
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解決
島崎藤村の「夜明け前」の冒頭部分、「木曽路はすべて山の中である」という部分は江戸時代の文献の盗作であるという記事を15年ほど前の朝日新聞の日曜版で読んだ記憶があるので、その詳細が知りたい。
- 回答
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「夜明け前」の冒頭部分は秋里籬国の「木曽名所図会」の引用である。
- 回答プロセス
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新聞記事になる前に、盗作(引用)については本として出版されているものと推測。
島崎藤村の評伝・作家研究を書架であたるが、該当なし。
ネットで木曽路/島崎藤村/夜明け前、などのキーワードで検索、
藤村は馬込宿の「大黒屋日記」などを資料として「夜明け前」を執筆、とあったので
OPACで「大黒屋日記」で検索。
『「夜明け前」の世界-大黒屋日記を読む』(高木俊輔、平凡社、1998)がヒット。
このなかに、冒頭部分は1805年出版の秋里籬国の「木曽名所図会」を引用、との記述が数箇所あり。
この説は以前からあるとの記述もあり。この資料を提供。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『「夜明け前」の世界-大黒屋日記を読む』(高木俊輔、平凡社、1998)
- キーワード
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- 島崎藤村
- 夜明け前
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000028595