レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/01/19
- 登録日時
- 2005/05/19 02:12
- 更新日時
- 2007/02/18 15:11
- 管理番号
- 都立図事-2004003809
- 質問
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童話では森がよく舞台になっているが、その理由について書かれた資料はあるか。童話全般ではなく、「グリム童話」に限定してよい。
- 回答
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資料1:『グリム・森と古城の旅』 p.130~ に、「ドイツの森は日本の森とちがう性質をもっている。・・・ドイツの森は歩きやすい。しかし、広いうえに起伏が少ないので目印も見つけにくいため、いったん深くはいりこむとなかなか出られない。・・・そもそも森にはいるということは、日常の人間社会から追放されたり逃亡したりすることだった。・・・森という一言でメルヘンの舞台が即座にできあがった。」と書かれている。
資料2:『グリム童話研究』 p.150には、「ドイツ人はもともと森の民で暮らしの中に森があった・・・。」と書かれている。
参考までに、[NDL-OPAC 雑誌記事索引]を<グリム><森>等の語で検索すると、以下の記事などがある。(都立図書館に所蔵なし)
・「グリムの森」と「グリムの館」 (『ドイツ研究』 通号24号(1997.6))
・「グリム童話」における森林像について (『姫路工業大学環境人間学部研究報告』 5号(2003.5))
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 グリム・森と古城の旅 : メルヘン街道をゆく / 宮下啓三∥著 / 日本放送出版協会 , 1986 K/940/グ1/6
- 【資料2】 グリム童話研究 / 日本児童文学学会∥編 / 大日本図書 , 1989.10 K/940/グ1/303
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000021686