「シャンペングラス構造(シャンパングラス構造)」の語について、以下の新聞に関連記事あり。
1 毎日新聞 1997年10月11日 東京朝刊 25頁
「データを読む 世界の所得分配 “グラス”が示す、世界の富の偏り」
2 しんぶん赤旗 2001年11月8日 1頁
「潮流」
これらによると、「シャンペングラス」とは、国連開発計画(UNDP)が1992年に発行した『人間開発報告』で使った図のこと。GDP、貿易等の経済活動の約80%を世界人口の20%が占有していることを示したグラフがシャンペングラス状であることから、「シャンパングラス」、「シャンパングラスの絵」などとと呼ばれている。
『人間開発報告』 1992年版は、「国連開発計画(UNDP)」のホームページ内にあるPDFで見ることができる。
Human Development Reports 1992
http://hdr.undp.org/reports/global/1992/en/シャンパングラスと呼ばれているグラフは、以下の章にある。ただし文中に"champagne glass"という表現は出てこない。
Chapter 3 The widening gap of global opportunities
p.35 FIGURE3.2 Global economic diaparities
*『人間開発報告』の日本語版は1994年版からの刊行。原書は当館未所蔵、国立国会図書館にあり(請求記号:Z61-E763)。
資料1、資料2:国連開発計画(UNDP)の『人間開発報告』1992年版で、「シャンペングラス」と呼ばれている部分の報告についての記述はあるが、「シャンペングラス」という表現は出てこない。
資料3:図、解説あり。「シャンパングラス型文明化」という言葉が使われている。
インターネットの検索エンジン[Google]などで、キーワード<champagne glass><UNDP>で検索すると、様々なサイトがヒットすることを案内する。