レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/10/14
- 登録日時
- 2005/02/17 02:18
- 更新日時
- 2009/06/05 11:37
- 管理番号
- 埼久-2004-060
- 質問
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解決
鳥が誕生する時、卵の殻の中からつついている状態を表す四字熟語を探している。「切磋琢磨」の〈琢〉という文字が入っていたと記憶している。
- 回答
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「■啄同時」(ソッタクドウジ)、「■啄之機」(ソッタクノキ)、「■啄之時」(ソッタクシジ)、「■迅機」(ソッタクジンキ)がある。※■は「口へんに卒」の字。
- 回答プロセス
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『広辞苑 第5版』で〈琢〉を見ると、同じ音の〈啄〉に「くちばしでつつくこと。ついばむこと。」という意味があり、〈■啄〉という言葉が記載されている。
〈■啄〉を見ると、「〈■〉は鶏の卵がかえる時、殻の中で雛がつつく音、〈啄〉は母鶏が殻をかみ破ること ①(仏)禅宗で、師家と弟子のはたらきが合致すること。■啄同時 ②逃したらまたと得がたいよい時機」との記述あり。
四字熟語辞典や故事成語辞典等で確認すると、〈■啄同時〉(ソッタクドウジ)、〈■啄之機〉または〈■啄の機〉(ソッタクノキ)、〈■啄之時〉(ソッタクシジ)という言葉も掲載されており、意味は同じ。また、『仏教語大辞典 下』には、上記以外に〈■啄迅機〉(ソッタクジンキ)という言葉も掲載されている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
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- 『広辞苑 第5版』(岩波書店 1998)
- 『岩波四字熟語辞典』(岩波書店辞典編集部 岩波書店 2002)
- 『四字熟語の辞典 大きな活字・早引き』(米津千之 有紀書房 1990
- 『故事成語名言大辞典』(鎌田正 大修館書店 1988)
- 『仏教語大辞典 下』(中村元 東京書籍 1991)
- キーワード
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- 故事熟語
- 漢字-語彙
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000020326