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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000014058
提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
G2001F2725
事例作成日
(Creation date)
20010703登録日時
(Registration date)
2005年02月02日 02時12分更新日時
(Last update)
2005年11月16日 11時52分
質問
(Question)
1944年11月1日東京上空に飛来したB29の飛行経路を詳しく知りたい(その後23日まで数回偵察飛行を実施、目的は東京空襲計画の地図作成のため)。事前調査した資料(日本側資料)からは詳細不明、米国関係資料で参考になる情報がつかめないか。
回答
(Answer)
1944年11月1日に東京上空に偵察のために飛来したB29の飛行経路について、憲政資料室所蔵の米国戦略爆撃調査団報告を調査しましたが、当日撮影された航空写真が何枚か見つかったほかはこの偵察飛行に係わる資料は見当たりませんでした。
そこで空襲やB29に関する図書を調べてみましたところ、『日本列島空襲戦災誌』(水谷鋼一,織田三乗著 東京新聞出版局 1975 <GB531-102>)のp.48に「帝都初侵入以来の各地来襲情報」とあり、以下の記述がありました。

11月1日(水)晴 ラルフ・D・スチークレイ大尉(F13)
[帝都]☆午後一時すぎ、B29少数機、マリアナ基地より静岡地区へ侵入、帝都上空を旋回後、約50分ののち房総より脱出。

この資料は当時中部日本新聞東京総局(現東京新聞本社)政治部長だった水谷鋼一氏が報道規制のため表に出せない空襲に関する情報を個人的に記録していたノートを後年まとめたものです。
今回調べたかぎりでは、侵入と脱出の方角の両方が明記してあったのはこの資料だけでした。もちろんこの資料だけで事実を確定できるものではありませんが、東京周辺を爆撃するB29がマリアナ方面から富士山を目標にして飛行するのが一般的であったという事実を重ね合わせると、この経路をとった可能性は高いと思われます。
これ以上詳しい飛行経路は、当日の偵察計画書や偵察報告書のような資料でないかぎり明らかにすることは難しいと思われます。

< >内は当館請求記号
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
『米軍資料 日本空襲の全容-マリアナ基地B29部隊』小山仁示訳 東方出版 1995
  *B29部隊の作戦任務報告を所収。但し偵察飛行の報告はなし
『本土空襲-東京初空襲から原爆まで』島村喬 図書出版社 1971
  *表紙口絵に東京焼土化計画図あり
『東京大空襲 救護隊長の記録』久保田重則 新人物往来社 1985
  *勝浦方面から侵入/迎撃戦闘機の能力不足で対応不能/高射砲も無力
『母と子でみる日本の空襲』早乙女勝元他編 草土文化 1984
  *p.18簡易図のみ、なお同書には伊豆半島から東京上空へとある
NDC
戦争.戦略.戦術  (391 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
太平洋戦争
空襲
米国戦略爆撃調査団
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
公共図書館
登録番号
(Registration number)
1000014058解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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