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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000631
提供館
(Library)
日本海事センター海事図書館 (4210003)管理番号
(Control number)
87052
事例作成日
(Creation date)
1987/11/09登録日時
(Registration date)
2004年03月06日 19時39分更新日時
(Last update)
2010年03月12日 15時07分
質問
(Question)
戦間期(大正7年~昭和15年)、日本の民間造船所における商船と艦艇の建造の割合はどのくらいであったか。
回答
(Answer)
商船の建造量
①のp.200-201「表57 国別進水実績(100G/T以上)」に、世界各国の1912年~1945年の進水実績(隻数、総トン数)が掲載されている。
その中から、大正7(1918)~昭和15(1940)の日本の総トン数を集計。
→4,566,529G/T

艦艇の建造量
艦艇は海軍工廠での建造と、民間造船所での建造があるので、民間造船所の建造量のみを見る。
大正15年(昭和元年)~昭和15年については、②のp.738「艦艇年度別進水量」の進水トン数のうち、民間造船所の数値を集計。
→408,970(進水トン数)
大正7年~14年については、③のp.54~59「明治四十年以降昭和二年度迄に部外工場に於て建造せる艦船左の如し」と題されたリストから、進水が大正7年~14年の艦船の排水量を集計。
→301,279(排水量)
商船の総トン数と比較できるよう、上記の集計値の合計に4をかける。
→(408,970+301,279)×4=2,840,996G/T

従って、戦間期の日本の民間造船所における商船と戦艦の建造の割合は、下記のとおりである。
商船 4,566,529G/T  艦艇 2,840,996G/T
すなわち、
商船 61.6%  艦艇38.4%



※補足(2010年3月)
このレファレンスの回答には不明な点があるが、20年以上前のレファレンスであり、担当者も既におらず確認が不可能なため、そのまま掲載した。
不明な点は以下の2点である。

・進水トン数は排水量と同じ単位か?
船の大きさの表示には、総トン数、純トン数、載貨重量トン数、排水量などさまざまなものがあるが、②の進水トン数がどのトン数を用いているのかについては明記されていない。
ただし、軍艦は通常排水量(排水トン数)で大きさを表示する。そのため、どのトン数を用いているか分からない進水トン数についても、排水量を用いていると判断したのではないか。

・排水量に4をかけると総トン数と同等になるのか?
この根拠を探してみたところ、②のp.738に
「軍艦の1トン当りの建造工数は商船のGT1トン当りの工数の約4倍と推定される」
とあった。
しかしこれは工数が4倍であると言っているだけであって、排水量×4=総トン数ということにはならない。
ただ、この回答で解決しているところを見ると、質問者が知りたかったのは「民間造船所で商船と艦艇を何隻(何トン)ずつ建造したのか」ということではなく、「民間造船所では商船の建造と艦艇の建造にどれくらいの割合で労力を使っていたのか」ということだったのではないかと思われる。
そう考えると、建造された艦艇のトン数(排水量)を4倍すれば、商船にかかった工数と同等となり、比較することができる。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
海洋工学.船舶工学  (550 7版)
参考資料
(Reference materials)
①「造船(現代日本産業発達史9)」金子栄一編,現代日本産業発達史研究会発行,1964 (550.2/Ka53)
②「昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)」日本造船学会編,原書房発行,1977 (550.2/Z5)
③「日本近世造船史-大正時代-」造船協会編,原書房発行,1973 (550.2/Z5)
キーワード
(Keywords)
造船所
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000000631解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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