レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/11/22
- 登録日時
- 2023/03/18 00:30
- 更新日時
- 2023/03/18 00:30
- 管理番号
- 台東区-10599
- 質問
-
未解決
台東区柳橋2-1-9、現在は東商センターのある場所に昭和35~44年まで「東京日立病院」があった。この病院がどういう病院だったか(何科があったかなど)知りたい。
- 回答
-
◎日立製作所2014年3月発表によると、東京日立病院は創業50周年記念事業として昭和35(1960)年開設し、2014年4月に運営母体が変わり、現在は「東都文京病院」となっている(文京区湯島)。
『台東区史 近代行政編』p.523に区内救急指定病院(昭和41年3月現在)の一覧があるが、ここには「東京日立病院」は入っていない。
◎国立国会図書館のデジタル資料で閲覧することが出来る『国勢総覧』にて東京日立病院の記載を確認することができました。以下の内容になります。
【昭和35年(1960)出版『国勢総覧』第22版より】資料ID:000000932044 コマ番号365
院長:森田澄一
副院長:東勝司
医長:内科(兼)森田澄一
外科:高橋修三
小児科:(兼)東勝司
放射線科:三宅矢 浅井知道
眼科:真田幸保
小児科:山中大五郎
産婦人科:吉沢康夫
耳鼻咽喉科:富田寛
歯科:原武
事務長:京戸慈海
薬局長:伴善三郎
婦長:吉村たね
管理者:大森潮亮
※組織 社会福祉法人
【昭和44年出版(1969)国勢総覧 第38版より】資料ID 000001156369 コマ番号377
院長:森田澄一
管理者:大森潮亮
副院長:東勝司
医長:内科:(兼)森田澄一
外科:高橋修三
小児科:(兼)東勝司
放射線科:三宅矢 浅井知道
眼科:真田幸保
小児科:山中大五郎
産婦人科:吉沢康夫
耳鼻咽喉科:宮田寛
歯科:原武
事務長:京戸慈海
薬局長:伴善三郎
婦長:吉村たね
ちなみに、お尋ね以前の年の国勢総覧にも東京日立病院の記載を確認することがでた。
【昭和34年(1959)第19版】資料ID 000000932044 コマ番号418
【昭和33年(1958)第17版】資料ID 同上 コマ番号450
【昭和32年(1957)第15版】資料ID 同上 コマ番号438
ほか、昭和29年まで東京日立病院の掲載を確認することができた。
さらに、昭和33年より以前は組織が
院長:森田澄一
副院長:東勝司
医長:内科(兼)森田澄一
外科:高橋修三
小児科:(兼)東勝司
放射線科:三宅矢
と、小規模であったことがわかる。
※この国立国会デジタル資料は当館のPC端末で閲覧可能(利用登録カードが必要)。または国立国会図書館にご登録済みの方であれば個人送信が可能、もしくは直接国立国会図書館に行って頂き閲覧することが可能。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
病院の所在地は住宅地図で確認済み。
土地の所有者が昭和25~42年頃まで株式会社「日立製作所」であったことも調査済み。
- NDC
- 参考資料
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- B12201896 台東区史 近代行政編 東京都台東区役所/編集 東京都台東区役所 1966 213.61
- 小平記念東京日立病院 https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2014/03/0326a.pdf
- 国立国会図書館デジタルコレクション 国勢総覧第22版 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1692764
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000330620