レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/08/05
- 登録日時
- 2022/09/02 00:30
- 更新日時
- 2022/09/22 14:03
- 管理番号
- 12557077
- 質問
-
解決
国立国会図書館は下記の資料を所蔵していますか。また、所蔵していない場合は所蔵機関を紹介してください。
1943年刊行『研究隣組要解』(研究隣組運営委員会)
『研究隣組組員名簿』(請求記号Z74-B257、国立国会図書館書誌ID 7275304)に『要解』が収録されているかどうかも併せて調査してください。
- 回答
-
ご照会の文献について、下記のデータベースを調査しましたが、正確な書誌的事項は確認できませんでした。また、当館および国内外の主要な図書館の所蔵は確認できませんでした。
なお、調査の過程で『研究隣組要解』(1943年3月)の第1節が収録されている資料1を確認しました。
また、ご照会の文献と資料名と刊行年が同一で、刊行者名が類似する資料を参考文献として引用している資料2を確認しました。資料2によると、当該資料は2010年時点で東京大学大学院工学研究科建築学専攻松村・藤田研究室が所蔵しているようです。
資料1
当館請求記号:402.1-N685-N
タイトル:日本科学技術史大系 第4巻 (通史 第4)
著者名:日本科学史学会 編.
出版事項:第一法規出版, 1966
※pp.432(224コマ目)-434(225コマ目)に「資料8-12 研究隣組」の項目があります。資料A(pp.432-433(224コマ目))として『研究隣組要解』の第1節が掲載されています。なお、第2節以下の内容については、資料B(pp.433(224コマ目)-434(225コマ目))の「研究連絡統一機関運営要網」、資料C(p.434(225コマ目))の「研究隣組運営委員会規程」によって知ることができるとあります。
※資料1は国立国会図書館デジタルコレクション( https://dl.ndl.go.jp/ )国立国会図書館内/図書館・個人送信対象資料です。
資料2
当館請求記号:Z16-B375
タイトル:東京駅丸ノ内本屋戦災復興工事における木造小屋組
著者名:若村 耕平, 松村 秀一
掲載誌:日本建築学会技術報告集
巻号・年月日:17(35):2011
ページ:pp.305-308
※p.308の[参考文献]中に“5.研究隣組事務局:『研究隣組要解』,1943,東京大学大学院工学研究科建築学専攻松村・藤田研究室所蔵”とあります。
※資料2はJ-STAGE( https://doi.org/10.3130/aijt.17.305 )にて全文の閲覧ができます。
[その他の調査済み資料、データベースおよびインターネット情報]
【 】内は当館請求記号です。
末尾に*が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( https://dl.ndl.go.jp/ )インターネット公開資料です。
末尾に**が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( https://dl.ndl.go.jp/ )国立国会図書館/図書館・個人送信対象資料です。
・科学・技術政策と研究開発マネジメントにおける日・韓比較 : 科学・技術コンプレックスの史的展開を踏まえて. 柳太洙 [著] 【UT51-92-M128】**
※博士論文で、授与年月日は平成4年3月23日です。
・科学技術年鑑 昭和18年版 科学動員協会総務部 編. 科学動員協会, 昭和17-18 【14.5-950】*( https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1139128 )
・歴史の小径 変わりゆく物理学研究の諸相 : 日本物理学会設立70年の機会に日本における物理学研究の転換点をふりかえる 島田実験所という研究プロジェクト : 戦時科学動員は何をもたらしたのか. 河村 豊. 日本物理学会誌 = Butsuri 71(10)(通号810):2016.10 pp.706-710【Z15-13】
・九州支部活動の原点について考える 髙田 洋吉 鋳造工学 86(4) 2014 pp.324-325 【Z17-277】
・第二次大戦中の科学動員と学術研究会議の研究班. 青木 洋. 社会経済史学 = Socio-economic history / 社会経済史学会 編 72(3) :2006 pp.331-353 【Z3-408】
・国立国会図書館オンライン ( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )
・国立国会図書館サーチ ( https://iss.ndl.go.jp/ )
・国立国会図書館デジタルコレクション ( https://dl.ndl.go.jp/ )
・次世代デジタルライブラリー ( https://lab.ndl.go.jp/dl/ )
・教育図書館・文部科学省図書館OPAC ( https://nierlib.nier.go.jp/?page_id=151 )
・CiNii Research ( https://cir.nii.ac.jp/ )
・CiNii Books ( https://ci.nii.ac.jp/books/ )
・東京大学OPAC ( https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/ )
・UTokyo REsource Explorer(東京大学) ( https://tokyo.summon.serialssolutions.com/ )
・The University of Tokyo E-journal & E-book Portal ( https://vs2ga4mq9g.search.serialssolutions.com/ )
・Kuline 京都大学蔵書検索 ( https://kuline.kulib.kyoto-u.ac.jp/ )
・京都大学図書館機構 電子ジャーナル・電子ブックリスト ( https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/erdb/13502 )
・北海道大学附属図書館 Online Catalog ( https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/ )
・東北大学附属図書館OPAC ( https://opac.library.tohoku.ac.jp/ )
・名古屋大学蔵書検索 ( https://opac.nul.nagoya-u.ac.jp/ )
・大阪大学附属図書館 Online Catalog ( https://opac.library.osaka-u.ac.jp/ )
・九大コレクション 九州大学附属図書館 ( https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/ )
・東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 松村・藤田研究室 ( http://www.buildcon.arch.t.u-tokyo.ac.jp/ )
・東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻( https://arch.t.u-tokyo.ac.jp/ )>教員・研究室紹介( https://arch.t.u-tokyo.ac.jp/professors/ )
※本ホームページによると、研究室は松村(秀一)研究室と藤田(香織)研究室になっているようです。
インターネットおよびデータベースの最終アクセス日は2022年7月29日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
論文類、例えば青木洋・平本厚「科学技術動員と研究隣組」(『社会経済史学』68-5 2003年1月)等の、第二次大戦下の日本科学史を取り上げた論文類の参考資料として散見されるのですが、NDLオンラインやCiniiでは検索ヒットしませんでした。
「研究隣組」をキーワードにすると、雑誌『科学史研究』(国会図書館所蔵雑誌)にも多く引用されていることも確認しています。
また研究隣組に関係していた、仁科芳雄氏の伝記『仁科芳雄 伝記と回想』(みすず書房 1952年刊 当館所蔵資料)を確認しましたが「研究隣組」についての具体的な記載は見つかりませんでした。
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術(レファレンス)
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000320606