レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年12月22日
- 登録日時
- 2021/12/22 14:21
- 更新日時
- 2022/10/17 17:10
- 管理番号
- 20211222-1
- 質問
-
解決
阿蘭陀宿「長崎屋」について知りたい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。
<コトバンク>
朝日日本歴史人物事典「長崎屋源右衛門」の解説 ながさきや・げんえもん
https://kotobank.jp/word/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E5%B1%8B%E6%BA%90%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80-1136167 (2022/08/26 確認)
「江戸時代の江戸阿蘭陀宿の当主の通称。長崎屋は,オランダ商館長江戸参府の際の定宿として幕府が設けたもので,同様の定宿が京都,大坂にもあった。江戸日本橋本石町3丁目にあり,江戸前期から幕末まで11代が源右衛門を称した(略)」
<国語辞典>
ながさき‐や 【長崎屋】解説・用例
「〔一〕江戸日本橋石町三丁目(東京都中央区日本橋本石町三丁目)にあった唐人宿。長崎屋源右衛門の店で、オランダ商館長の江戸参府の定宿。」
"ながさき‐や【長崎屋】", 日本国語大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (2022/08/26 確認)
<図書>
・長崎屋に関する図書
『それでも江戸は鎖国だったのか : オランダ宿日本橋長崎屋』 片桐一男著 吉川弘文館 , 2008.11. - (歴史文化ライブラリー ; 262)
本館請求記号:210.5 - Ka81
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA87495653 (2022/08/26 確認)
・史料研究
『阿蘭陀宿長崎屋の史料研究』 片桐一男著 雄松堂出版 2007.11
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA8379322X (2022/08/26 確認)
・杉田玄白ら蘭学者とのかかわり
『知の開拓者杉田玄白 : 『蘭学事始』とその時代 』 片桐一男著 勉誠出版 , 2015.1
本館請求記号:402.105 - Ka81
p.70-78 第9章 長崎屋訪問と良沢・玄白の目的
『杉田玄白晩年の世界 : 『鷧斎日録』を読む 』松崎欣一著 慶應義塾大学出版会 , 2017.11
本館請求記号:289.1 - Ma92
p.59-60 『解体新書』に長崎屋の記載があることが書かれている。
p.229 長崎屋・オランダ風説書
p.231 表7 蘭人と会った日時がリスト化されている。
※長崎屋で蘭人と会っていたことについても詳細な分析がある。
『蘭学事始』 杉田玄白[著] ; 片桐一男全訳注 講談社 , 2000.1. - (講談社学術文庫 ; 1413)
本館請求記号:000 - 講談社学術文庫 - 1413
p.29 「かの客屋」注 p.29-7 「本石町の長崎屋。カピタン一行の定宿」
p.137-146 『蘭学事始』年表
・江戸参府に関する図書
『カピタン最後の江戸参府と阿蘭陀宿 : 歩く、異文化交流の体現者』 片桐一男著 勉誠出版 , 2019.7
本館請求記号:210.5 - Ka81
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB28722920 (2022/08/26 確認)
第6章 五都市六軒の阿蘭陀宿
p.153 江戸の長崎屋
p.184 大坂の長崎屋
『江戸のオランダ人 : カピタンの江戸参府 』片桐一男著 中央公論新社 , 2000.3. - (中公新書 ; 1525)
本館請求記号:000 - 中公新書 - 1525
・旅行記(長崎屋について記載がある)※商用データベースJapanKnowledgeで記載場所を検索することができる。
『江戸参府随行記』 C・P・ツュンベリー [著] ; 高橋文訳 平凡社 , 1994.11. - (東洋文庫 ; 583)
本館請求記号:080 - To82 - 583
p.371 「幕府医官の桂川甫周は、親しい中川淳庵を連れて毎日のように長崎屋にツュンベリーを訪ね」た。
※中川淳庵は、『解体新書』の翻訳者のひとり。
『江戸参府旅行日記 』ケンペル[著] ; 斎藤信訳 平凡社 , 1977.2. - (東洋文庫 ; 303)
本館請求記号:080 - To82 - 303
『江戸参府紀行 』ジーボルト著 ; 斎藤信訳 平凡社 , 1967.3. - (東洋文庫 ; 87)
本館請求記号:080 - To82 - 87
p.329 「江戸在住の多くの蘭学者は寛政以後五年に一回となったこの機会を利用して、本石町の長崎屋に赴」き、カピタン(オランダ商館長)に質問したことなどが記載されている。
<国立国会図書館デジタルコレクション>
西賓対晤 大槻玄沢編 写 1冊 <187-434>(電子展示会:江戸時代の日蘭交流)
https://www.ndl.go.jp/nichiran/data/R/032/032-002r.html (2022/08/26 確認)
「大槻玄沢が寛政6年(1794)から文化11年(1814)まで6回にわたり、長崎屋において江戸参府のオランダ商館長らと対談した記録。最初の年には、栗本瑞見(丹洲)、桂川甫周、森島甫斎(中良)、宇田川玄随らも参加している。このときの商館長はヘンミイ(Hemmij)であった。当館所蔵本は静嘉堂文庫所蔵玄沢自筆本の写しと思われる。」
西賓対晤 大槻玄沢 編
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3510710 (2022/08/26 確認)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3510710/14 (2022/08/26 確認)
※対談の場に葡萄酒「カープウェイン」「ウィトウェイン」という二壺があったこと。
「コンヒチュール」という密漬があったことなども書かれている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210)
- 参考資料
- キーワード
-
- 阿蘭陀宿
- オランダ宿
- 長崎屋
- ながさきや
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000309399