レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200710
- 登録日時
- 2020/11/16 00:30
- 更新日時
- 2021/01/06 14:41
- 管理番号
- 中央-2020-16
- 質問
-
解決
東京都立中央図書館の闘病記文庫開設の経緯を知りたい。また、闘病記文庫は何を元にして分類を付与しているのか。
- 回答
-
1 開設の経緯について
資料1
p.16-17「闘病記文庫の反響」(情報サービス課)
p.16「平成17年6月16日に4階自然科学室内に「闘病記文庫」を開設した。これは闘病記研究グループ「健康情報棚プロジェクト」から寄贈されたもの」と記載されている。
資料2
p.3-11「闘病記文庫の誕生-闘病記を必要な人に届ける試み」(石井保志)
著者の石井保志は当時の「健康情報棚プロジェクト代表」。p.8「6.東京都立中央図書館への提言」、p.9「7.医学図書館員と公共図書館員が連携を探る」に、都立中央図書館に健康情報棚プロジェクトが闘病記約1000冊を寄贈して設立した闘病記文庫の経緯が詳しく記載されている。
p.12-18「東京都立中央図書館における「闘病記文庫」受入までの経過と雑感-管理職として感じたこと、考えたこと」(後藤久夫)
p.16-17「3.闘病記は受け入れられるか」に闘病記文庫設立当時の都立中央図書館サービス部長の立場から設立経緯が記載されている。
資料3
「健康情報棚プロジェクト」が始まった経緯、東京都立図書館が闘病記文庫の第一号になったことが記載されている。
資料4
p.499-508「「闘病記文庫」は患者・医療者に何をもたらすか-健康情報棚プロジェクトの多職種協働活動を通して」(和田恵美子)
闘病記文庫の成り立ち、都立中央図書館での受け入れについて記載されている。
この記事はインターネット上のデータベース「J-STAGE」で全文を見ることができる。(https://doi.org/10.1241/johokanri.49.499 最終アクセス日:2020年7月30日)
2 病気の分類について
都立中央図書館闘病記文庫の分類は以下の資料5のガイドラインを参考にして作成し、病名を追加した。
資料5
p.2「1.1.「健康情報棚プロジェクト」の情報提供の考え方」
「「健康情報棚プロジェクト」は、2004年8月に発足した民間研究グループです。自分や身近な人が病気になったとき、支えになってくれる本が手にとれる場所をつくりたいという思いからスタートしました。」と記載されている。
p.47-191「闘病記リスト」
闘病記文庫の分類とそれに対応した具体的な書名が紹介されている。
資料6
闘病記文庫を作成する際の棚プロジェクトのガイドラインである。
[調査したデータベース等](いずれも最終検索日:2020年7月30日)
・毎索(毎日新聞社)
・雑誌記事索引集成データベース ざっさくプラス(皓星社)
・Web OYA-bunko 公立図書館版 (大宅壮一文庫)
・「J-STAGE」(科学技術振興機構)(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】雑誌:都立図書館報 155号(2006年3月)/ 東京都立中央図書館/編 / 東京都立中央図書館 / 2006.3
- 【資料2】雑誌:みんなの図書館 341号 (2005年9月) / 図書館問題研究会/編 / 教育史料出版会 / 2005.9
- 【資料3】毎日新聞 / 2013.6.8 / 毎日朝刊 / 25面
- 【資料4】雑誌:情報管理 49巻 9号 (2006年12月) / 科学技術振興機構 / 2006.12
- 【資料5】闘病記文庫入門 医療情報資源としての闘病記の提供方法 / 石井保志/著 / 日本図書館協会 / 2011.6 <015.0/5081/2011>
- 【資料6】闘病記文庫棚作成ガイドライン / 健康情報棚プロジェクト/著 / 健康情報棚プロジェクト / 2006.3 <D/498.0/5479/2006>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000289537