レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月08日
- 登録日時
- 2020/04/28 11:32
- 更新日時
- 2020/04/28 11:33
- 管理番号
- 土木図書館-0085
- 質問
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解決
群馬県下仁田町にある, 土木遺産・只川橋に関する資料を探している.具体的には次の4点について知りたい.(1)橋に関して詳しく分かる資料 (2)土木遺産に選奨された理由が分かる資料 (3)只川橋の建設当初の写真,古い写真 (4)建設に携わった方の写真の有無
- 回答
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所蔵資料を中心に調査し,以下の通り回答した.
(1)橋に関して詳しく分かる資料
・『ぐんまの土木遺産』群馬県建設技術センター,H10.9,pp.62-65
・『ぐんまの橋 100選』群馬県土木部道路建設課,1995.8
・大沢昌玄「只川橋―先人の願いをかなえた底力―」『土木学会誌』98巻6号,2013.6,pp.4-5
・内務省土木試験所編『本邦道路橋輯覧』内務省土木試験所,T14,S3,S10,S14
→土木図書館デジタルアーカイブス「戦前土木名著100書」でデジタル公開.当時の図面が確認できる.
・『歴史的鋼橋集覧 道路橋・吊橋・可動橋編』下巻,土木学会,1996
→諸元のみ
・『横河橋梁八十年史』横河橋梁製作所,S62.11,p.127
→諸元のみ
(2)土木遺産に選奨された理由が分かる資料
平成24年6月24日開催,平成23年度土木学会定時総会で出席者に配布された「受賞理由書」を確認したところ.p.91に只川橋の記述が見られ,「リベット接合による2ヒンジ鋼ブレースドリブアーチ構造の架橋で当時の芸術的な美しさを現在に残し、地域のシンボルとなっている橋です。」との記述あり.
(3)只川橋の建設当初の写真,古い写真
(1)で挙げた『ぐんまの土木遺産』群馬県建設技術センター、H10.9、p.62-65に,「仮組み検査の様子」と題されたモノクロ写真が掲載されていいる.しかし,クレジットや出典の記載がない為,年代の特定ができない.
(4)建設に携わった方の写真の有無
(1)で挙げた大沢昌玄「只川橋―先人の願いをかなえた底力―」『土木学会誌』98巻6号,2013.6,pp.4-5には,設計者Ⅱ関する記述あり.その設計者に関しては,『土木学会誌』83巻6号,1998.5,p.61に関連記事がある.
- 回答プロセス
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土木図書館OPACで検索,所蔵資料と土木学会誌の過去バックナンバーの閲覧調査.
- 事前調査事項
- NDC
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- 技術.工学 (500)
- 橋梁工学 (515)
- 土木設計.施工法 (513)
- 参考資料
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群馬県建設技術センター 監修 , 群馬県建設技術センター. ぐんまの土木遺産 : 県土発展の礎として築かれた土木構造物を訪ねて. 群馬県建設技術センター, 1998.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002765885-00 - 「ぐんまの橋100選」選定委員会編. ぐんまの橋 100選. 群馬県土木部道路建設課, 1995
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土木図書館デジタルアーカイブス(戦前土木名著100書)『本邦道路橋輯覧』. 内務省土木試験所, T14,S3,S10,S14.
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/s_book/jsce100/pdf/07854/07854_07.pdf -
土木学会鋼構造委員会歴史的鋼橋調査小委員会 編 , 土木学会. 歴史的鋼橋集覧 第1集 下巻 (道路橋・吊橋・可動橋編). 土木学会, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002736480-00 -
横河橋梁製作所. 横河橋梁八十年史. 横河橋梁製作所, 1987.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001919917-00
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群馬県建設技術センター 監修 , 群馬県建設技術センター. ぐんまの土木遺産 : 県土発展の礎として築かれた土木構造物を訪ねて. 群馬県建設技術センター, 1998.
- キーワード
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- 只川橋
- 土木遺産
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 只川橋
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000281106