レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200119
- 登録日時
- 2020/03/17 00:30
- 更新日時
- 2020/03/17 11:02
- 管理番号
- 中央-2019-26
- 質問
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解決
世界各地のレシピブック、料理書の歴史について書かれている資料はあるか。
- 回答
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都立図書館蔵書検索や都立図書館で契約しているオンラインデータベースを、<レシピ><料理書><料理本><歴史>等の語を組み合わせて検索し、該当した資料を調査した。
資料1
p.713-714「料理書」の項に、中国、日本、ヨーロッパの料理書の歴史の概要が載っている。各時代の主要な料理書の書名も多く掲載されている。
資料2
p.2-43「特集 料理書を「料理」する~世界のクックブック~」に、日本、フランス、イタリア、イギリス、中国、韓国、中世イスラム、アメリカの各地における、料理書概史の記事が掲載されている。
p.38-39「5 料理書コレクション探訪」では、料理書コレクションを所蔵している代表的な研究機関、図書館を紹介している。
p.42-43「料理書研究の今現在-文献リスト-」では、料理書を研究資料とした書籍・研究論文、また料理書の文献目録の主なもののリストが掲載されている。
資料3
欧米を中心に、各種文献に残されたレシピを時代順に紹介している資料。レシピが書かれた時代の背景等についても触れている。
資料4
明治以降の新しい食文化形成期に日本で刊行された料理書100冊を解説している資料。p.242-282に800余点の「近代料理書目録」も掲載している。目録は内容により分類し、刊行年順に配列されている。
資料5
p.294-303「料理書及び関連書籍の部」
中国の料理書について、およそ発行年代順に表にまとめている。収録されているのは、「『古今図書集成』に二回以上採録されている本及び食物関係記事が比較的多く出ていて引き合いに出されることの多い本」(p.294)。
また、「CiNii Articles」を<料理書><歴史>の語を組み合わせて検索すると、情報1の論文が見いだせた。(https://ci.nii.ac.jp/ 最終アクセス日:2019年12月27日)
情報1
雑誌『実践英文学』61号 実践女子大学 2009.2
p.21-33「イギリスの料理書の歴史(1) Hannah WoolleyのThe Gentlewomans(1673)」(小柳康子)(http://id.nii.ac.jp/1157/00000699/ 最終アクセス日:2019年12月27日)
雑誌『実践英文学』62号 実践女子大学 2010.2
p.119-131「イギリスの料理書の歴史 (2) Hannah Woolley とイギリス近代初期の料理書における薔薇水」(小柳康子)(http://id.nii.ac.jp/1157/00000719/ 最終アクセス日:2019年12月27日)
中世から17世紀までのイギリスの料理書の歴史を概観している論文。イギリスで女性として初めて料理書を書いたハナ・ウリーという人物についても紹介している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】世界大百科事典 29 ユエ-リン 改訂新版 / 平凡社 / 2007.9<DR/031.0/5020/29>
- 【資料2】雑誌:vesta 87号 (2012年夏) / 味の素食の文化センター / 2012.8
- 【資料3】食の歴史 100のレシピをめぐる人々の物語 / ウィリアム・シットウェル著 栗山節子訳 / 柊風舎 / 2016.1<383.8/5791/2016>
- 【資料4】近代料理書の世界 / 江原絢子,東四柳祥子著 / ドメス出版 / 2008.7<383.8/5403/2008>
- 【資料5】一衣帯水 中国料理伝来史 / 田中静一著 / 栗田 / [1991]<3838/50/319>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000275935