レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20171031
- 登録日時
- 2018/11/29 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 11:38
- 管理番号
- 中央-2018-06
- 質問
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解決
世界各国の「名前」の事情についてわかる本を知りたい。できれば、最近の傾向がわかるものがよい。
- 回答
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都立図書館蔵書検索を件名<人名>、キーワード<世界>をかけ合わせて検索した結果のうち、以下の資料に世界各国の名前の事情について掲載されていた。
資料1は、名付けの実例、仕組みや由来、歴史や社会との関係など、世界の名前にまつわるエッセイを集めたもの。古代から現代の各民族、神話まで広く扱われている。国によっては名前の近年の傾向について述べているものもある。
資料2は世界各地の人名の歴史・文化に関する資料。地域や国ごとに姓名の変遷や傾向について述べている。「姓」についての記述が多いが、p.101-135「第4章 キリスト教徒の洗礼名」に英国新生児の名トップテン(p.131)が掲載されており、同じく米国(p.133)、ヨーロッパ6ヵ国(p.134)の名前のトップテンがある。いずれも2001~2004年の傾向がわかる。
資料3は主に欧米の名前の意味や由来について、書かれている。第4章(p.107-136)では女性の名前だけを扱っている。第8~10章(p.199-262)では、中国、朝鮮半島、アジア・アフリカの名前について述べられている。巻末「大索引」では、「おもな欧米人」「ロシア人」「インド人」に分けた名前のリストがあり、原綴り(インド除く)、男女別、名前の意味が書かれている。本文には出てこない名も含まれている。
資料4はアジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、オセアニアなどの名前について現状を中心に書かれたもの。それぞれの国の姓名の特徴などについて記述あり。1992年12月の『アジ研ニュース』139号(アジア経済研究所)の特集が元になった本。
資料5のp.149-202「第4章 欧米の名前興亡史」に、主にイギリスとアメリカにおける名前の流行について記述あり。20世紀初め~2011年までの名前のランキング表なども載っている。また、p.204-211に附表として「99年分 人気の名前ランキング[男性・女性]」が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】世界の名前 / 岩波書店辞典編集部/編 / 岩波書店 , 2016.3 <288.1/5101/2016>
- 【資料2】人名の世界史 由来を知れば文化がわかる/ 辻原 康夫/著 / 平凡社 , 2005.10 <288.1/5033/2005>
- 【資料3】人名の世界地図 / 21世紀研究会/編 / 文芸春秋 , 2001.2 <288.1/5010/2001>
- 【資料4】第三世界の姓名 / 松本 脩作/編 / 明石書店 , 1994.3 <2803/3017/94>
- 【資料5】なぜ「田中さん」は西日本に多いのか / 小林 明/著 / 日本経済新聞出版社 , 2014.8 <288.1/5094/2014>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000246581