レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月26日
- 登録日時
- 2018/11/27 16:36
- 更新日時
- 2018/11/27 16:36
- 管理番号
- 2018-0025
- 質問
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解決
昭和30年代の佐賀の農機具「がんづめ」について知りたい。漢字でどう書くのかも知りたい。
- 回答
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① 『佐賀県大百科』佐賀新聞社佐賀県大百科事典編集委員会 佐賀新聞社 1983年 N290サ p.182
「雁爪」という漢字と写真あり。しかし、利用者が考えているがんづめは、写真と同じものでははないとの事。
記載されている内容の後半に「押し蟹爪」という農機具の名称があり、おそらくこれではない
かと事。
② 『シリーズ昔の農具① くわ・すき・田打ち車』小川直之 農文協 2013年 K614シ
p.28~29
写真付きで解説あり。漢字はやはり「雁爪」。しかし、「押し蟹爪」という言葉ははく、
「田打ち車」として紹介してあるものを「がんづめ」と言っていたとの事。
③ 『写真でみる農民具』農林水産技術会議事務局 農林統計協会 1988年 614.8シ
p.91、p.96~100
p.91「雁爪(がんづめ)は、水稲中耕除草用の手農具である。
p.96「田打車は、中耕効果に重きをおいた転車をもった器具である。…従来の雁爪を回転式に
したものということができる」とある。
④ 『日本民俗大辞典 上』福田アジオほか 吉川弘文館 1999年 R380.3ニ p.866~867
「じょそうき 除草器」の項目に記載あり。除草器の改良の流れが詳しく記載してある。
⑤ インターネット検索
『産業技術史資料データーベース』産業技術史資料情報センター
http://sts.kahaku.go.jp/sts/index.php 2018.6.26検索
フリーワード「雁爪」で検索。
「雁爪」「八反取り」「田打ち車」がヒット。
「雁爪」に「…文政年間(1820年頃)に雁爪(ガンヅメ、蟹爪ともいう)…」とあり、
「雁爪」と「蟹爪」は同じものと考えられる。
- 回答プロセス
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郷土、農機具、児童、方言、民俗の分野で探した。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000246437