レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年12月10日
- 登録日時
- 2018/09/25 16:43
- 更新日時
- 2019/03/05 16:46
- 管理番号
- 吹-10-2018-003
- 質問
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未解決
江戸時代に吹田(すいた)で医者をしていた「鳥山長庵(とりやま ちょうあん)」について。
当時の家の場所や、残っているのであれば墓の場所、人物について書かれてる資料を見たい。
- 回答
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鳥山長庵が摂津吹田の医者であったことは資料で確認できたが、それ以上の情報は見つからなかった。
- 回答プロセス
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鳥山長庵では資料が見つけられなかったので、孫にあたる漢詩人、鳥山崧岳(とりやま すうがく)から調べた。
(1)『混沌社の長老鳥山崧岳翁小伝』(石橋重吉 著 福井図書館 1936.5)p4~p10
国立国会図書館デジタルコレクションで内容を確認した。(書誌ID:000000714769 図書館送信参加館のみで閲覧可能。)
・鳥山氏は摂津吹田の医者だった。
・長庵の代に吹田から越前府中(現在の福井県武生市)に移住した。
・崧岳は50歳を超えてから摂津に戻ってきた。
・崧岳の墓は大阪夕陽丘の珊瑚寺にあり、崧岳の父の見庵の墓は府中の正覚寺にある。
・長庵の墓についての記載はなかった。
崧岳については下記の資料にも記載があったが名前や経歴のみ。また長庵についての記載はなかった。
(2)『大阪人物誌 正編 』(石田誠太郎/著 臨川書店 1974)p144
(3)『大阪人物辞典』(三善貞司/編 清文堂出版 2000.11)p812
(4)『浪華人物誌 巻1』(岡本撫山/著 [岡本撫山] 1940)p48
(5)福井県立図書館のホームページ内「ふくいの人物について調べる」で「鳥山」で検索すると、
「鳥山見庵(守道)」と「鳥山菘岳(名:宗成、字:世章)」があり、それぞれの人物情報や参考文献が紹介されている。(最終確認2018.11.29)
当館所蔵の地域資料も調査したが、鳥山氏及び鳥山長庵について記載された資料は見つけられなかった。
- 事前調査事項
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鳥山長庵は漢詩人として名を残している鳥山崧岳(とりやま すうがく)の祖父にあたる。
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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石橋重吉 著 , 石橋, 重吉, 1871-1953. 混沌社の長老鳥山崧岳翁小伝. 福井図書館, 1936.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000714769-00
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石橋重吉 著 , 石橋, 重吉, 1871-1953. 混沌社の長老鳥山崧岳翁小伝. 福井図書館, 1936.
- キーワード
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- 鳥山長庵(とりやま ちょうあん)
- 鳥山崧岳(とりやま すうがく)
- 鳥山見庵(とりやま けんあん)
- 大阪府(おおさかふ)
- 吹田市(すいたし)
- 摂津国(せっつのくに)
- 江戸時代
- 医師
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000242915