レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/05/09
- 登録日時
- 2018/07/30 00:30
- 更新日時
- 2018/07/30 00:30
- 管理番号
- 6001032241
- 質問
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解決
江戸時代の京都・大阪の門松の飾り方について知りたい。
- 回答
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以下の資料に「京都・大阪の門松」に関する記述がありました。
・『ヴィジュアル百科江戸事情 第1巻 生活編』(NHKデータ情報部/編 雄山閣出版 1991.11)
この資料は、江戸時代の人びとの生活を図版によって再現したもので、p.61に門松の飾り方の図が5つあり、図1-5についてそれぞれ解説が付されています。図2・3の解説に「京都・大阪の門松と注連縄 『守貞漫稿』 国立国会図書館蔵」とあり、以下のように記されています。
図2の解説「武家の屋敷や大店の呉服店の飾り方。竹は添えずに松の根元に砂を盛る。前垂れのついた注連縄を用いる。」
図3の解説「町内にみられる一般的な飾り方では、松は門口に釘で打ちつけ、注連縄は戸の上に張る。」
※上記の資料は、『守貞謾稿』の引用です。
・『守貞謾稿 第4巻』(喜多川守貞/著 東京堂出版 1992.9)
p.75に「京都・大阪の門松」に関する記述および飾り方の図があります。
・『江戸年中行事図聚』(三谷一馬/著 立風書房 1988.2)
p.258-260に「門松飾り」に関する記述があり、p.258に「上方の門松は、武家と、呉服の大丸、三井、岩城屋等の現金店では下右図のように作りました。門松に竹を添え、前垂注連を用いています。多くは松の根元に砂を盛りました。」という解説とともに、門松の図が掲載されています。
・『江戸時代の門松 名古屋市博物館企画展』(名古屋市博物館/編集 名古屋市博物館 1994)
p.21に「難波鑑 巻一 「子供はねつき玉打所」 京都大学付属図書館蔵」と題した図に門松が描かれています。
『難波鑑 巻一』の「子供はねつき玉打所」は、国立国会図書館デジタルコレクションでも確認することができます。
・『難波鑑. [1]』(一無軒道冶 延宝8 [1680] 序) 14コマ目(インターネット公開(保護期間満了))
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554329/14 (2018/06/05現在)
[事例作成日:2018年6月5日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 年中行事.祭礼 (386 8版)
- 参考資料
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- ヴィジュアル百科江戸事情 第1巻 NHKデータ情報部∥編 雄山閣出版 1991.11
- 守貞謾稿 第4巻 喜多川/守貞∥著 東京堂出版 1992.9
- 江戸年中行事図聚 三谷/一馬∥著 立風書房 1988.2
- 江戸時代の門松 名古屋市博物館∥編集 名古屋市博物館 1994
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000239763