レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/17
- 登録日時
- 2018/07/13 00:30
- 更新日時
- 2018/07/13 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-180010
- 質問
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解決
『現代史資料』みすず書房刊,全45巻のうち,昭和初期の第二次世界大戦前後における急進的ナショナリズム,共産主義について書かれた文章のなかで,社会福祉や社会保障に関して記載がある資料はないか。
- 回答
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以下の資料に記載がありました。※【 】内は当館請求記号です。
資料1 『現代史資料 14 社会主義運動 1』みすず書房, 1977【210.7/ケ1/14】
pp.114-123「一八 日本共産党の当面の政策(一九二八)」の項
pp.116-117「第二、現議会に対する政策 (四)(前略)今日日本共産党は次の如きスローガンを掲げる必要がある。(中略)(c)反労働者農民法令の撤廃(d)健康保険の改正、失業手当法の制定(後略)」
pp.156-174「二三 日本共産党の組織と政策及び革命の展望(一九二八)」の項
pp.166-167「△日本共産党の当面の政策 (前略)日本共産党は今日十三項目にわたる当面の政策をもつている。(中略)五、一切の反労働者農民法の撤廃 六、八時間労働日 七、資本家全額負担の失業保険 (後略)」
資料2 『現代史資料 15 社会主義運動 2』みすず書房, 1965【210.7/ケ1/15】
pp.358-363「三八 革命的労働組合当面の任務(一九三〇)」の項
pp.358-359「一、一般的情勢と吾々の任務 (前略)労働者階級の闘争を統一し資本家の弾圧政策―改良主義組合指導者の裏切に対して闘わねばならぬ。(後略)」
pp.537-541「四九 失業反対闘争と失業者の組織の方針(一九三一)」の項
pp.537-538「一、失業の状態と吾々の任務 (前略) 失業に対する闘争を「失業を生み出す制度の打破」「失業と飢餓の資本家地主の政府打倒」の闘争に高めねばならぬ。(中略)これは吾々にとつて大きな政治的任務となつている。(後略)」
pp.620-621「五九 婦人デーに際して檄す!(一九三二)」の項
p.621「(前略)婦人の解放は勿論全労働者の解放の一部なのだ。(後略)」
pp.855-858「八三 労働組合、農民組合内の戦闘的労働者、農民に与ふ(一九三五)」の項
p.858「六、共産党のみが諸君の政党 (前略)現支配階級を倒して、労働者、農民の政府を樹立し、地主の土地を没収して農民にあたへ、労働者の生活の急激な改善と、七時間労働制を遂行し、(中略)自由な聯合をじゆ立するものは、日本共産党よりほかにないからである。(後略)」
資料3 『現代史資料 17 社会主義運動 4』みすず書房, 1977【210.7/ケ1/17】
pp.408-433「日本共産党公判闘争代表陳述速記録(一九三一) 第十三回 杉浦啓一 労働組合に対する方針並に指導第一」の項
p.411「(前略)裁 日本共産党というものが、労働組合に付ていかなる政策を執って居つたかといふことについて訊ねたいのだが… 杉浦 それについて大体内容を四つに分けて陳述しようと思ひます。(後略)」
pp.529-543「日本共産党公判闘争代表陳述速記録(一九三一) 第十六回 高橋貞樹 農民問題に対する方針並に指導第一」の項
p.531「(前略)高橋 日本共産党は如何なる意味に於て、日本の農民の間にどういふ活動をなし来つたのであるか、それはいかなる階級の利益のためであり、いかなる階級に敵対するものであるかといふことを明にしたいと思ふのであります。(後略)」
pp.605-626「日本共産党公判闘争代表陳述速記録(一九三一) 第十八回 徳田球一 青年運動に対する方針並に指導第一」の項
p.612「(前略)表面は職工保護制度といふものがあり、それには満十六歳未満の少年と婦人を保護職工と謂って居ります。工場法もあつて外面上保護されて居るようであるが、(中略)実際上は殆ど保護されていない。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 社会保障制度
- 雇用
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 図書館
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000238459