レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/02/01
- 登録日時
- 2018/04/06 00:30
- 更新日時
- 2018/04/22 14:19
- 管理番号
- 6000038541
- 質問
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解決
神崎川にかかり、豊中市と大阪市をつなぐ 神洲(州)橋 (かみすばし) について知りたい。10年ほど前に歩道部分の拡張工事があったと思うが、どれくらい拡張されたのか。昭和47年に架け替えられた時と現在の利用状況なども分かれば。
- 回答
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※資料によって「洲」の文字をあてているものと「州」の字をあてているものがありました。
回答では各資料での表記のまま記します。
○ 『大阪の橋』p.291に神洲橋の歴史や名前の由来、大きさについての概要あり。
1935(昭和10)年に最初に架けられた橋には、旧天神橋のアーチ部の横桁が主桁として使われたことなども
記載されています。
○ 1935(昭和10)年にかけられた、旧の神州橋について
『創立30周年記念誌 わたしたちのまち 千成』p.66に、橋が架かったことで「洲到止の渡し」がなくなったことが書かれています。
○ 1962(昭和36)年の幅拡張工事について
幅4mだったものが、車道5m、歩道2mに拡張されたとあります。
『豊中市政ニュース』昭和37年6月p.2「大阪との交通安全のために 近く完成・神洲橋拡張」
『豊中市政ニュース』昭和37年7月p.4「手旗のよい子が渡りぞめ 神洲橋が完成」
○ 『豊中市の昭和』p.189には、昭和45年の神洲橋の写真が掲載されています。
○ 10年ほど前の歩道拡張工事について
大阪市建設局道路部橋梁課へ問合せたところ、
平成14(2002)年に歩道部分の拡張工事が完了。
車道6.5mの両側に1.5mずつだった歩道が、2.5mと3.5mに拡張されたそうです。
○ 1970(昭和45)年から3ヵ年計画で行なわれた架け替え工事について
『土木建築』1971年9月号(国立国会図書館デジタルコレクションの参加館送信資料)に、
「神洲橋の架替え並びにうち扛上工事」との記事があり、工事の内容が写真とともに紹介されています。
『広報とよなか』昭和46年6月1日 4面「神州橋かけ替え工事 下流に仮橋があります」
『広報とよなか』昭和47年9月1日 2面「歩行者だけ通行 神州橋工事進む」
『広報とよなか』昭和48年3月 1面「神州橋かけ替え終わる」
○ 利用状況、ということで交通量が分かる資料を探しました。
『庄内南部地区 環境整備計画 1976 まちづくりへの道標』豊中市 の pp.88-89に
「主な道路のクルマ交通量」と「主な道路の歩行者交通量」の大まかな数を地図に示したもののみ見つけました。
現在の交通量については、市の道路建設課へ問合せたところ、大島町での調査で最新のものは平成23年度に
行なわれたとのことでしたが、確認したところ調査地点が橋から離れていました。
このデータでよければ教えてもらえるとのことです。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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産経新聞の昭和47年4月11日の記事は同年8月に歩行者が先行して橋の共用を開始、その後、車の通行ができるようになった、とあったとのこと。
- NDC
- 参考資料
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- 『大阪の橋』 松村 博/著 松籟社 (291、433)
- 『わたしたちのまち千成』 創立30周年記念誌作成実行委員会/編集 豊中市立千成小学校 (66)
- 『豊中市の昭和』 岸 雄一郎/取材 樹林舎 (189)
- キーワード
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- 神洲橋(カミスバシ)
- 神崎川(カンザキガワ)
- 交通量(コウツウリョウ)
- 洲到止の渡し(スドオシ ノ ワタシ)
- 橋梁(キョウリョウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 庁内
- 登録番号
- 1000234373