レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/03/09
- 登録日時
- 2018/04/03 00:30
- 更新日時
- 2018/05/16 15:17
- 管理番号
- 552486
- 質問
-
解決
Louis Berkhof(ルイス ベルコフ)が書いたSystematic theologyの英語版を見ると、この本が何ヶ国語にも訳されていると書かれていた。日本語訳があるかどうか調べて欲しい。書名:Systematic theology 著者名:Louis Berkhof(ルイス ベルコフ) 出版社:Banner of Truth Trust 1939, 1941 The Grey House,3 Murray field Road, Edinburgh EH12 6EL
- 回答
-
貴館での調査から、ルイス・ベルコフ著『組織神学序論』がご照会の著作の一部を訳したものである可能性がありますが、当館では所蔵がないため確認できませんでした。
次の資料やデータベース類を調査しましたが、当館ではご照会の著作の日本語訳は見当りませんでした。
※【 】内は当館請求記号です。ウェブサイトの最終アクセスは2018年3月6日です。
〔主な調査済み資料・ウェブサイト〕
・『翻訳図書目録』日外アソシエーツ
* 貴館に所蔵がなく未調査の1996-2000【UP63-G1】、2000-2003【UP63-H4ほか】、2014-2016【UP63-L9ほか】を確認しましたが、ベルコフの著作の日本語訳は見当りませんでした。
・Index Translationum(UNESCO) http://www.unesco.org/xtrans/
* Louis BerkhofのSystematic theologyについて、英語から韓国語への翻訳があるようですが、日本語訳は見当りませんでした。
・WorldCat https://www.worldcat.org/
* Louis BerkhofのSystematic theologyについて、スペイン語、ポルトガル語等への翻訳があるようですが、日本語訳は見当りませんでした。
・「改革派教理学教本」(『岡田稔著作集 2 (教理学教本)』所収)いのちのことば社 1992.12【HP11-E62】
* p.48にL・ベルコフの『組織神学』の構成についての紹介があるほか、ベルコフの著作に関する言及・引用が多数みられますが、まとまった翻訳は見当りませんでした。また、同ページに、「それに現在の学生にとって原著のままでは…(中略)著者はこの点を補うために『マニュアル』や『サマリー』を発行した。(以下略)」として、貴館でもお調べの『改革派神学通論』と井上明夫訳『キリスト教教理の要約』に言及しています。
* 「あとがき」によると、『改革派教理学教本』の初版は1969年11月30日発行ですが、本著作集は1978年12月15日発行の第3版を底本としているということです。
* 吉岡繁「「改革派教理学教本」の日本神学史的意義」(『改革派神学』(10) 1972.7【Z9-437】pp.11-30)によると、『改革派教理学教本』は、岡田氏が神戸改革派神学校でL・ベルコフの『組織神学』をテキストとして1947年来20年にわたって行われた講義を基に刊行されたということです。
・東京神学大学神学会 編『キリスト教組織神学事典』教文館 1983.7【HP2-23】
・国立国会図書館リサーチ・ナビ 調べ方案内「外国語から日本語に翻訳された単行書を探す」http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-101067.php
・国立国会図書館オンライン https://ndlonline.ndl.go.jp/
・リサーチ・ナビ 目次データベース http://rnavi.ndl.go.jp/mokuji/
・国立国会図書館デジタルコレクション http://dl.ndl.go.jp/
・『全集・合集収載翻訳図書目録』
* 45/75【UP63-E2】、76/92【UP63-E2】、1992-2007【UP63-J5ほか】の、総記・人文・社会と芸術・言語・文学の巻を確認しましたが、ベルコフの著作の日本語訳は見当りませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『翻訳図書目録』1945-1996.4、2004-2013日外アソシエーツには該当なし。(1996 – 2003.4は所蔵がなく調べていない。)『翻訳書原題邦題事典』日外アソシエーツにも該当なし。(ベルコフ、ルイスで1件『キリスト教教理史』の記載あり。)
CiNiiで大学図書館の所蔵を調べたところ 『キリスト教教理の要約』、『改革派神学通論』の原書名は該当しないことがわかった。東京基督教大学図書館のOPACで『組織神学序論』の内容細目にOR:Introduction to systematic theology との記載あり。下記の個人のブログに初めに出版した全4巻のうちSystematic theologyは第2巻から第4巻をまとめたもので、 Introduction to systematic theology は第1巻であるという記述があった。(http://minoru.la.coocan.jp/bakaisetu1-1%20meisyou.html)
別の個人ブログの下記のページの文頭には、部分訳は見たことがあるが、全文邦訳されてはいないという記述があった。(http://www.ahsic.com/nikki/Diary/2013_04/2013_04_05
.html)また、著者の名前について、エル・ベルコフと登録されているものもある。
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 人文(レファレンス)
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000234192